ITサービスマネージャ 2023年 午前2 問18
問題文
プロジェクトマネジメントにおける、プロジェクトスコープのクリープと呼ばれるものはどれか。
選択肢
ア:時間、コスト及び資源の調整が行われず、コントロールされていないプロジェクトスコープの変更(正解)
イ:発生した場合にプロジェクトの目標にプラス又はマイナスの影響を与えることがある潜在的な事象
ウ:プロジェクトの目標を達成するために完了する必要のある作業を表すための、階層的分割の枠組み
エ:目標、成果物、要求事項及び境界を含むプロジェクトスコープを記述したもの
🔒 解説は解答すると表示されます
スコープクリープ【午前2解説】
正解の理由
スコープクリープとは、プロジェクトの作業範囲が、適切な承認や管理を経ずに徐々に拡大していくことです。範囲が広がる一方で、納期・コスト・資源などが見直されず、プロジェクトの管理が追いつかなくなる状態を指します。
この説明に当てはまるのは、時間・コスト・資源の調整が行われず、コントロールされていないスコープ変更を示すアです。
解法ステップ
- 「スコープ」は、プロジェクトで実施する作業や成果物の範囲を指すと確認します。
- 「クリープ」は、範囲が少しずつ広がっていくイメージで捉えます。
- 変更の管理や、納期・コスト・資源との調整がなされていない選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:スコープの変更が管理されず、時間・コスト・資源の調整も行われない状態です。スコープクリープの説明として適切です。
- イ:発生するとプロジェクトの目標に影響する可能性がある潜在的な事象であり、「リスク」の説明です。
- ウ:作業を階層的に分割して整理する枠組みであり、WBS(Work Breakdown Structure)の説明です。
- エ:プロジェクトの目標、成果物、要求事項、境界などを記述したものであり、プロジェクトスコープ記述書に関する説明です。
よくある誤解
-
スコープに変更があれば、すべてスコープクリープだと考える
正式な承認と影響評価を経て管理された変更は、スコープクリープとは限りません。 -
スコープクリープは、必ず利用者からの追加要求で起きると考える
利用者の要求だけでなく、プロジェクト側が独断で機能を追加する場合などにも起こり得ます。 -
作業範囲が増えても、納期やコストに影響しないと考える
追加作業は、通常、時間・コスト・資源のいずれかに影響する可能性があります。変更時には影響を評価することが重要です。
補足コラム
スコープ変更を適切に扱うには、変更要求を記録し、影響を評価したうえで承認・却下を判断する「変更管理」が重要です。承認された変更に応じて、スケジュールや予算、必要な資源も見直します。
FAQ
Q. スコープクリープを防ぐには、何が重要ですか?
A. スコープの境界や成果物を明確にし、変更要求の受付・影響評価・承認の手順を定めることが重要です。
A. スコープの境界や成果物を明確にし、変更要求の受付・影響評価・承認の手順を定めることが重要です。
Q. 承認済みのスコープ変更も、スコープクリープになりますか?
A. 必要な影響評価と承認を経て、計画や資源も適切に更新されていれば、一般にスコープクリープとは区別されます。
A. 必要な影響評価と承認を経て、計画や資源も適切に更新されていれば、一般にスコープクリープとは区別されます。
関連キーワード: プロジェクトスコープ、変更管理、WBS、リスク管理

\ せっかくなら /
ITサービスマネージャを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

