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ITストラテジスト 2012年 午後102


食品会社における営業業務の改革に関する次の記述を読んで、設問1〜3に答えよ。

 B社は、加工食品の製造・販売を主力事業とする大手食品会社である。食品業界は、国内市場の飽和と長引く景気低迷によって、厳しい経営環境が続いている。また、食品に対する消費者のニーズの多様化、健康志向の高まりから、高品質で付加価値が高い製品の提供が求められている。  B社では、このような状況を踏まえた上で、事業拡大を目的として、乳製品の製造・販売を得意とするC社を傘下に加えた。これを契機に、「お客様が、健康と食べる楽しみを実感できる食」を提案する企業を目指して、営業力強化のための業務改革チームを立ち上げた。   〔営業業務及び受注業務の現状〕  B社は、本社の営業部と、全国に配置した支店で営業活動を行っている。また、全国のエリアごとに受注センタと物流センタを配置している。得意先は、全国の量販店と卸売問屋である。  (1) 量販店向けの営業業務及び受注業務   ・本社の営業部員が商談している。   ・量販店の注文は、通常はインターネットを介して注文管理システムに集められる。所管する受注センタの担当者は、注文管理システムの画面で注文状況を確認し、決められた時刻に販売管理システムにまとめて送信する。   ・量販店が、締め時刻を過ぎてしまった後で注文をしたい場合、受注センタの担当者が電話で確認の上、電話またはファックスで注文し、受注センタの担当者が受注センタの端末から販売管理システムに入力する。   ・乳製品と加工食品では、配送日や配送時間帯の指定、指定する配送日における注文の締め時刻などが異なる。   ・販売管理システムでは、入力された配送日や配送時間帯によってエリアごとの物流センタの在庫を引き当てて注文を確定し、配送日の前日に出荷指示を出す。  (2) 卸売問屋向けの営業業務及び受注業務   ・支店の営業員が、エリアごとに卸売問屋と商談して、注文を受けて回るルートセールスを行っている。   ・卸売問屋の注文は、通常の注文と例外的な注文が混在している。   ・注文は、注文伝票を用いて処理される。   ・支店の営業員が注文伝票を受け取ったり、支店の事務担当者が電話又はファックスで受け付けた注文内容を注文伝票に起こしたりした後、支店の端末から販売管理システムに入力する。   ・注文伝票と注文管理システムの入力項目は統一されているが、支店では受注センタを経由する注文管理システムを利用していない。   ・締め時刻を過ぎているような例外的な注文に関しては、エリア外でも配送可能な物流センタを指定すれば可能である。この場合は販売管理システムへの入力方法が通常と異なるので、営業員が注文内容を見て、卸売問屋ごとに対応する。    同業他社との競争激化によって市場での価格破壊が進み、B社は得意先への販売価格を下げざるを得ない状況である。支店の営業員は、見込み客と販売額に関係なく卸売問屋を回っており、販売額が少ないにもかかわらず販促費を過剰に使用していることがある。また、量販店からは、“売上を拡大するためには、消費者に対して品質と付加価値をアピールする製品提案が必要である。消費者の声を反映した提案をしてほしい”という要請を受けている。  昨年からB社では、インターネット上のWebサイトで新製品を宣伝したり、有名な料理研究家による料理の献立などを紹介したりしている。また、SNSに社員、料理研究家が参加するコミュニティを開設して、消費者と交流を深めている。最近、コミュニティでは、乳製品と一般食材を組み合わせた料理の献立に関する話題がよく採り上げられている。   〔営業管理業務の現状〕  ・本社の営業部では、量販店への営業を強化するために、営業員の売上・利益の予実を週単位で管理している。  ・営業部員は、量販店ごとの注文内容や、交通費などの間接費を細かく管理している。  ・支店では、営業員の売上の予実を週単位で管理している。  ・支店の営業員は、卸売問屋との商談時に作成した製品別注文受付の内容を見ながら、間接費を精算する。営業員は提案資料の作成などで多忙なこともあって、卸売問屋1軒に対する複数の間接費をまとめて月末に精算することが多い。複数の卸売問屋に関する間接費が混同して入力されることもあり、卸売問屋ごとの正確な間接費は把握できていない。  ・支店では、卸売問屋との1回の商談で複数の注文が発生する。営業員が商談時に販売奨励金として設定したものが、卸売問屋では値引きとして処理されるなど、卸売問屋ととの間で取引に関する認識の違いが発生することがある。  ・卸売問屋の配送先の所在地、店舗名などの変更は、支店の事務担当者が連絡を受けるが、得意先マスタの更新は本社の情報システム部で行っている。その際、情報システム部では、支店からの変更連絡窓口も、更新のタイミングも決まっていないので、変更の遅れや漏れが発生している。   〔請求処理業務の現状〕  ・本社の経理部では、月末に得意先ごとに請求処理を行っている。卸売問屋からは、請求明細の配送先店舗名や取引内容の誤りについて問合せが多量であり、その都度、経理部は各支店に問い合わせている。  ・経理部からの問合せを受けた支店では、事務担当者が卸売問屋に配送先店舗名を確認する。また、支店の営業員は、商談時に作成した製品別注文受付の内容、注文伝票と請求明細とを突き合せて、経理部からの問合せに回答する。注文が多かった場合、営業員は、販売奨励金などが記載されている得意先別の確定注文の明細を販売管理システムから出力して、卸売問屋に送付し、商談時の内容と認識の違いがないかどうかを確認してもらうこともある。それぞれの確認作業に手間取ることがあり、請求明細の確定までに時間が掛かっており、月次締め処理が遅れる原因となっている。   〔営業強化に関する業務改革方針〕  業務改革チームでは、営業力強化に関する次の三つの業務改革方針を経営層に提示した。  ① 営業活動の改善   ・消費者の声を反映した、B社製品の強みを生かした企画を提案する。   ・支店の営業員は、売上・利益の確保を重視して効率よく営業活動を行う。  ② 支店における業務の効率向上と営業管理の強化   ・支店の営業業務を見直し、営業員の負荷軽減と支店における業務の効率向上を図る。   ・得意先別の売上・利益の予実を正確に管理する。  ③ 請求処理に関する業務の改善と月次締め処理の迅速化   ・請求処理業務を改善し、業務の効率向上と月次締め処理の迅速化を図る。

設問1営業活動の改善について、(1)、(2)に答えよ。

(1)消費者の声を反映した提案を行うための企画内容を、45字以内で述べよ。

模範解答

コミュニティで最近話題になっている、乳製品と一般食材を組み合わせた料理の献立

解説

解答の論理構成

  1. 量販店は “消費者に対して品質と付加価値をアピールする製品提案が必要である。消費者の声を反映した提案をしてほしい” と要請している。
  2. 消費者の声を収集できるチャネルとして、B社は SNSに社員、料理研究家が参加するコミュニティを開設 している。
  3. そのコミュニティでは 「乳製品と一般食材を組み合わせた料理の献立」に関する話題がよく採り上げられている と明記されている。
  4. したがって、消費者ニーズを反映し、B社の乳製品という強みも活用できる企画は「コミュニティで最近話題になっている、乳製品と一般食材を組み合わせた料理の献立」となる。これは模範解答と一致する。

誤りやすいポイント

  • コミュニティで話題となっている内容を読み飛ばし、健康志向や付加価値などの抽象的表現だけを書く。
  • 「乳製品」に触れず、既存の「加工食品」中心の提案を書いてしまう。
  • “消費者の声” ではなく社内視点(販促費削減など)を前面に出してしまい、設問の要求とずれる。
  • 問題文にない新語句や数字を加筆・改変し、原文引用のルール違反となる。

FAQ

Q: コミュニティ以外の情報源を使った企画でも良いですか?
A: 設問は “消費者の声を反映” が主旨です。問題文で具体的に示されているコミュニティの話題を活用するのが最も妥当です。
Q: 「乳製品と一般食材のレシピ」では不十分ですか?
A: レシピという言い換えでは原文の「料理の献立」を改変したことになります。数字・固有名詞に限らず、指定された表現はそのまま引用するのが安全です。
Q: 「加工食品」と合わせて提案すると過剰になりますか?
A: 問題文には「乳製品と加工食品では、配送日…が異なる」とあり、両者を同一企画にまとめにくい点が示唆されています。乳製品を軸にした献立提案の方が現実的です。

関連キーワード: ボイスオブカスタマー, SNSマーケティング, 顧客ニーズ分析, 企画提案, 受注業務効率化

設問1営業活動の改善について、(1)、(2)に答えよ。

(2)支店の営業員が効率よく営業活動を行うためのルートセールスの方法を、35字以内で述べよ。

模範解答

見込まれる販売額が大きい得意先から優先順位を付けて訪問する。

解説

解答の論理構成

  1. 現状把握
    • 【問題文】のとおり、支店の営業員は「見込み客と販売額に関係なく卸売問屋を回っており、販売額が少ないにもかかわらず販促費を過剰に使用」しています。
    • 無差別に訪問するためコスト過多・成果不足という非効率が生じています。
  2. あるべき姿
    • 業務改革方針②では「支店の営業員は、売上・利益の確保を重視して効率よく営業活動を行う。」と示されています。
    • したがって、営業員の行動が売上・利益に直結するよう優先順位づけが必須です。
  3. 解答導出
    • 優先順位づけの基準として最も分かりやすく効果が大きいのが「見込まれる販売額」です。
    • 高い販売額が期待できる卸売問屋から先に訪問すれば、限られた時間・費用で最大の成果を得られるため、方針②に合致します。
  4. 結論
    • 以上より「見込まれる販売額が大きい得意先から優先順位を付けて訪問する。」が最適解となります。

誤りやすいポイント

  • 「地理的に近い順」「訪問予定が古い順」など販売額と無関係な軸で並べ替えてしまう。
  • 「量販店」を対象にした改善策を書き、卸売問屋中心のルートセールスという設問条件を外してしまう。
  • 具体的な施策を書かず「効率化する」など抽象表現で終わらせる。
  • 費用削減のみに言及し、売上・利益の確保という業務改革方針②の目的を満たさない。

FAQ

Q: なぜ販売額以外の指標(例:販促費率や訪問頻度)ではなく販売額を基準にするのですか?
A: 業務改革方針②が「売上・利益の確保を重視」と明記しているため、まず売上ポテンシャルが高い得意先を優先することが直接の改善効果につながるからです。
Q: 具体的な優先順位づけの手法例はありますか?
A: ABC分析で得意先をランク分けし、Aランク(販売額上位)の得意先へ集中訪問する方法が代表的です。
Q: 販促費の過剰使用はどう抑制できますか?
A: 高販売額得意先で成果が上がれば、訪問数・販促費をメリハリ付けて配分できるため、自然に低成果得意先への過剰支出が抑えられます。

関連キーワード: 顧客セグメンテーション, ABC分析, ルート最適化, 営業効率化, 費用対効果

設問2支店における業務の効率向上と営業管理の強化について、(1)、(2)に答えよ。

(1)営業員の負荷軽減と支店における業務の効率向上を図るために、卸問屋に依頼すべき注文方法の変更を、40字以内で述べよ。

模範解答

例外的な注文を選別してもらい、全ての注文を受注センタ経由にする。

解説

解答の論理構成

  1. 現状の課題整理
    • 支店では、「支店の営業員が、エリアごとに卸売問屋と商談して、注文を受けて回るルートセールス」を行い、「支店の端末から販売管理システムに入力」しています。
    • さらに、「支店では受注センタを経由する注文管理システムを利用していない」ため、営業員・事務担当者の手入力負荷が高い状態です。
  2. 業務改革チームの目的
    • 方針②では「支店の営業業務を見直し、営業員の負荷軽減と支店における業務の効率向上を図る」と掲げています。
    • 手入力を減らすには、本社や量販店で既に使われている「注文管理システム」を卸売問屋にも利用してもらうのが最も効果的です。
  3. 例外的な注文への配慮
    • 卸売問屋には「締め時刻を過ぎているような例外的な注文」が存在します。これを通常注文と同列に流すと、受注センタでの在庫引当がうまく機能しません。
    • したがって、通常注文はすべて受注センタ経由、例外のみを区別してもらうという依頼が最適となります。
  4. 結論
    • 以上より、模範解答である「例外的な注文を選別してもらい、全ての注文を受注センタ経由にする。」が導かれます。

誤りやすいポイント

  • 「支店でシステム入力しているのだから、そのまま支店が注文管理システムを使えばよい」と考え、卸売問屋側に変更を求めない。
  • 例外的な注文を無視し「全件システム入力を義務化」とだけ書くと、現行プロセスと衝突する。
  • 量販店向けのプロセス改善と混同し、配送時間帯や在庫の話を盛り込んでしまう。

FAQ

Q: 例外的な注文とは具体的にどのようなケースですか?
A: 問題文では「締め時刻を過ぎているような例外的な注文」と説明されています。所定の締切を超えても取引成立は可能ですが、配送センタの指定など特別な処理が必要です。
Q: 受注センタ経由にすると何が減るのですか?
A: 手書き伝票の受領・転記、ファックス受信、営業員の手入力といった作業が不要になり、入力ミスや二重入力も防止できます。
Q: 量販店と卸売問屋で締め時刻が違うのでは?
A: 乳製品と加工食品で締め時刻が異なる点は量販店向けの特徴です。卸売問屋には例外的な注文を区別してもらうことで、締め時刻超過分を明示できます。

関連キーワード: 受発注システム, 業務効率化, 例外処理, 在庫引当

設問2支店における業務の効率向上と営業管理の強化について、(1)、(2)に答えよ。

(2)支店で得意先別の売上・利益の予実を正確に管理するための、営業員の業務改善内容を、35字以内で述べよ。

模範解答

得意先を混同しないように、発生の都度、間接費を精算する。

解説

解答の論理構成

  1. 支店で改善したい点は、設問の前置きにある「支店で得意先別の売上・利益の予実を正確に管理するため」と明示されています。
  2. 現状の問題点として、【問題文】には
    「営業員は、卸売問屋1軒に対する複数の間接費をまとめて月末に精算することが多い。複数の卸売問屋に関する間接費が混同して入力されることもあり、卸売問屋ごとの正確な間接費は把握できていない。」
    とあります。ここで “混同して入力” が売上・利益の正確な把握を阻害していると分かります。
  3. したがって、間接費をまとめず「発生の都度」処理することで、どの得意先に紐付く費用かを即時確定でき、混同を防止できます。
  4. これを具体的な改善策として表すと「得意先を混同しないように、発生の都度、間接費を精算する。」という解答になります。

誤りやすいポイント

  • 「月末にまとめて精算する」のが問題と気付かず、単に “入力ミスを無くす” など抽象的な改善策を書いてしまう。
  • 売上側の入力方法やシステム改修に意識が向き、間接費精算というコスト起点の対策を見落とす。
  • “間接費を自動計上するシステムを導入” など、大掛かりなIT施策に走り過ぎ、設問が求める営業員の業務改善に合致しない。

FAQ

Q: 「発生の都度」とは具体的にどのタイミングですか?
A: 交通費・接待費などを支出した直後、もしくはその日の業務終了時点で入力・精算する運用を指します。
Q: システム改修を併記してもよいですか?
A: 設問は営業員の業務改善内容に焦点を当てているため、システム投資を書くと主旨がぼやける可能性があります。
Q: 売上入力の見直しは不要ですか?
A: 本設問で問われているのは「間接費」の扱いによる利益把握の精度向上であり、売上入力は他設問や別施策の範囲です。

関連キーワード: 予実管理, 間接費, 精算タイミング, コスト管理, 営業効率

設問3請求処理業務の改善と月次締め処理の迅速化について、(1)、(2)に答えよ。

(1)支店の事務担当者の問合せ業務を削減するための改善点を、35字以内で述べよ。

模範解答

情報システム部の変更連絡窓口と更新のタイミングを定める。

解説

解答の論理構成

  1. 現状把握
    問題文には、得意先マスタ更新に関して
    “「卸売問屋の配送先の所在地、店舗名などの変更は、支店の事務担当者が連絡を受けるが、得意先マスタの更新は本社の情報システム部で行っている。」”
    と記載されています。
  2. ボトルネックの特定
    続けて
    “「情報システム部では、支店からの変更連絡窓口も、更新のタイミングも決まっていないので、変更の遅れや漏れが発生している。」”
    とあり、連絡ルートと更新タイミングが不明確なことが遅れ・漏れ、ひいては “支店の事務担当者” の問合せ増加を招いていると読み取れます。
  3. 改善方針の導出
    業務における情報の遅れ・漏れを防ぐ一般的手法は、
    ・窓口を一本化し責任を明確にする
    ・スケジュールを定め定例化する
    です。これにより “問合せ” の発生要因(どこに、いつ連絡すればよいか分からない)を取り除けます。
  4. 解答の形成
    よって、改善点は
    情報システム部の変更連絡窓口と更新のタイミングを定める
    となります。

誤りやすいポイント

  • 「問合せ業務削減=システム機能追加」と短絡的に捉え、窓口・ルール整備という運用面の解決策を見落とす。
  • “更新のタイミング” のみを記載し “窓口” を忘れる、または逆に “窓口” だけを書く。
  • 根拠を “請求処理の遅延” から探し、マスタ更新遅延との因果を見逃す。

FAQ

Q: システム改修も併せて書く必要はありませんか?
A: 設問は “問合せ業務を削減するための改善点” を尋ねています。問合せ発生原因を取り除く運用改善が最短で確実な解答となります。
Q: “支店→情報システム部” の伝達手段(メール・ワークフローなど)まで述べるべきですか?
A: 設問は改善の本質を求めています。窓口とタイミングを明確にする旨を書けば十分です。
Q: 変更窓口を支店側に設置しては駄目ですか?
A: 問題文で得意先マスタ更新は “本社の情報システム部で行っている” と明示されているため、情報システム部に窓口を設置するのが筋となります。

関連キーワード: 業務フロー改善, マスタメンテナンス, コミュニケーション手順, 業務効率化

設問3請求処理業務の改善と月次締め処理の迅速化について、(1)、(2)に答えよ。

(2)支店の営業員の問合せ業務について負荷を軽減するための改善点を、40字以内で述べよ。

模範解答

注文確定後に確定注文の明細を卸売問屋に送付して内容を確認してもらう。

解説

解答の論理構成

  1. 現状把握
    • 問題文には、経理部からの照会に応じて支店の営業員が「商談時に作成した製品別注文受付の内容、注文伝票と請求明細とを突き合せ」たり、「得意先別の確定注文の明細を販売管理システムから出力して、卸売問屋に送付」したりしていると記載されています。
      引用①「注文が多かった場合、営業員は、販売奨励金などが記載されている得意先別の確定注文の明細を販売管理システムから出力して、卸売問屋に送付し、商談時の内容と認識の違いがないかどうかを確認してもらうこともある。」
      引用②「それぞれの確認作業に手間取ることがあり、請求明細の確定までに時間が掛かっており、月次締め処理が遅れる原因となっている。」
  2. ボトルネックの特定
    • 経理部→支店→卸売問屋という三重の問い合わせが発生し、「確認作業に手間取る」ことが営業員の負荷増大と月次締め遅延の主因になっています。
  3. 改善策の方向性
    • 取引内容の相違が月末に発覚するのではなく、注文確定時点で卸売問屋に内容を提示・確認させれば後続の照会が大幅に減ると導けます。
    • この手順を標準業務に組み込めば、営業員が都度対応する必要がなくなり負荷軽減と締め処理迅速化の両方を満たせます。
  4. 解答
    • 以上を踏まえ、問われている「支店の営業員の問合せ業務について負荷を軽減するための改善点」は
      「注文確定後に確定注文の明細を卸売問屋に送付して内容を確認してもらう。」
      となります。営業側から能動的に確認プロセスを前倒しし、照会件数を根本的に削減する点が鍵です。

誤りやすいポイント

  • 「請求明細を送付する」と書くと、月末処理後の対応になり改善効果が弱くなります。注文確定“後”である点を外さないよう注意が必要です。
  • 量販店向けフローの改善策と混同し、「注文管理システムの利用範囲拡大」などと答えると設問の焦点(営業員の問合せ負荷)から外れます。
  • 「営業員が確認する回数を減らす」だけを書き、具体的手段(明細送付→卸売問屋確認)を示さないと意図が伝わりません。

FAQ

Q: 経理部ではなく営業員への負荷軽減なのに請求明細ではなく確定注文明細を扱うのですか?
A: はい。営業員が問合せ対応に追われる原因は「請求段階で発生する内容相違」です。請求前の注文確定時に卸売問屋へ明細を示し確認してもらえば、その後の問い合わせ自体が減り、営業員の負荷が下がります。
Q: 受注センタ経由のシステム活用を広げる案は不適切ですか?
A: 受注センタは量販店向けであり、卸売問屋のルートセールスとは業務フローが異なります。本設問は卸売問屋向けの問い合わせ削減に絞っているため、システム範囲拡大は直接的な回答になりません。
Q: 「明細を送付」するタイミングはどこで判断できますか?
A: 引用①にあるとおり、既に営業員が都度行うケースが示されています。これを標準化し「注文確定後」に必ず実施する運用へ改めることが求められます。

関連キーワード: 受注フロー, 照合作業, 月次締め, ワークフロー改善, 業務標準化
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