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プロジェクトマネージャ 2017年 午前2 問02


問題文

PMBOKガイド第5版によれば、組織のプロセス資産に分類されるものはどれか。

選択肢

ア:課題と欠陥のマネジメントの手順(正解)
イ:ステークホルダのリスク許容度
ウ:組織のインフラストラクチャ
エ:組織の文化、体制、ガバナンス

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組織のプロセス資産【午前2解説】

正解の理由

組織のプロセス資産とは、組織がプロジェクトの実施に活用できる、既存のプロセス・手順・知識などを指します。組織共通の方針や手順、テンプレート、過去のプロジェクトで得た教訓などが該当します。
アの「課題と欠陥のマネジメントの手順」は、課題や欠陥をどのように管理するかを定めた手順です。組織がプロジェクトで利用する手順に当たるため、組織のプロセス資産です。

解法ステップ

  1. 選択肢が「組織の手順・知識」なのか、「組織を取り巻く環境」なのかを見分けます。
  2. 課題や欠陥の管理手順は、プロジェクトで利用する組織内の手順です。
  3. よって、組織のプロセス資産に分類されるのはアです。

選択肢別の誤答解説

  • ア 課題と欠陥のマネジメントの手順
    組織が定めた管理手順です。組織のプロセス資産に該当します。
  • イ ステークホルダのリスク許容度
    ステークホルダがどの程度のリスクを許容するかという特性です。プロジェクトが考慮する組織の環境要因に該当します。
  • ウ 組織のインフラストラクチャ
    設備や施設など、プロジェクトの実施に影響する組織の環境要因です。
  • エ 組織の文化、体制、ガバナンス
    組織の文化や構造、統治の仕組みは、プロジェクトを取り巻く環境要因に該当します。

よくある誤解

  • 組織に関係する情報はすべて、組織のプロセス資産だと思い込むことがあります。組織の文化や構造などは、組織の環境要因です。
  • 「リスク」に関する情報だから、リスク管理手順と同じ分類だと考えるのは誤りです。リスク許容度はステークホルダの特性であり、手順ではありません。
  • 「資産」という語から設備やインフラを連想することがありますが、この分類でのプロセス資産は、手順や知識なども含みます。

補足コラム

PMBOKガイド第5版では、組織のプロセス資産と組織の環境要因を区別して考えます。
  • 組織のプロセス資産:組織の手順、方針、テンプレート、過去の情報など
  • 組織の環境要因:組織の文化・体制・インフラストラクチャ、ステークホルダのリスク許容度など
「組織が蓄積し、プロジェクトで利用する手順や知識」はプロセス資産、「プロジェクトを取り巻く条件や特性」は環境要因、と整理すると判別しやすくなります。

FAQ

課題管理の手順と、課題に関する過去の記録はどちらも組織のプロセス資産ですか。
はい。手順だけでなく、組織が蓄積した過去のプロジェクト情報や教訓も、プロセス資産に含まれます。
組織のインフラストラクチャは、なぜプロセス資産ではないのですか。
インフラストラクチャは、プロジェクトが利用したり影響を受けたりする環境上の条件であり、組織が定めた手順や蓄積した知識ではないためです。

関連キーワード: 組織のプロセス資産、組織の環境要因、PMBOK、リスク許容度
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