プロジェクトマネージャ 2019年 午前2 問20
問題文
データの追加・変更・削除が、少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの2倍にした。このとき、データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち、適切なものはどれか。
選択肢
ア:復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約2倍になる。(正解)
イ:フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約2倍になる。
ウ:フルバックアップ取得1回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
エ:フルバックアップ取得の平均処理時間が約2倍になる。
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バックアップ間隔とログ適用時間【午前2解説】
正解の理由
フルバックアップの取得間隔を2倍にすると、前回のフルバックアップから障害発生までに蓄積されるログ情報も、平均的に約2倍になります。
復旧時には、フルバックアップを戻した後、そのバックアップ以降のログ情報を反映します。ログの量が約2倍になれば、ログ情報の反映にかかる平均処理時間も約2倍になるため、適切なのは ア です。
解法ステップ
- フルバックアップは、データベースのある時点の全体像を保存します。
- その後に行われた追加・変更・削除は、ログ情報として記録されます。
- フルバックアップの間隔を2倍にすると、次のフルバックアップまでに蓄積されるログ情報は、平均的に約2倍になります。
- 復旧時に反映するログ情報が増えるため、ログ反映の平均処理時間も約2倍になります。
選択肢別の誤答解説
- ア:適切です。フルバックアップの間隔が2倍になると、復旧時に反映するログ情報が平均的に増え、ログ反映の平均処理時間も約2倍になります。
- イ:不適切です。フルバックアップ1回当たりに保存するデータベースの量は、取得間隔を変えても基本的には変わりません。したがって、磁気テープ使用量が約2倍になるとはいえません。
- ウ:不適切です。フルバックアップ1回当たりのデータ量は基本的に変わらないため、磁気テープ使用量が約半分になるとはいえません。
- エ:不適切です。フルバックアップ1回当たりの対象データ量は基本的に変わらないため、取得時間が約2倍になるとはいえません。
よくある誤解
- バックアップ間隔が長くなると、フルバックアップの容量も増える
1回のフルバックアップで保存するのは、その時点のデータベース全体です。取得間隔の長さと、1回当たりの保存量は別の要素です。 - 復旧時間はフルバックアップの取得時間だけで決まる
復旧では、フルバックアップの復元に加えて、その後のログ情報の反映も必要です。ログが増えれば、復旧に要する時間も長くなります。 - 取得間隔を2倍にすると、ログ量も必ず厳密に2倍になる
実際のデータ更新量には変動があります。この問題では、一定頻度で更新されることを前提に、平均的に約2倍と考えます。
補足コラム
フルバックアップの間隔を長くすると、フルバックアップの取得頻度は下がります。一方で、障害発生時に反映するログが増えるため、復旧時間が長くなる傾向があります。
バックアップ設計では、取得にかかる負荷だけでなく、障害発生後にどれだけ早く復旧できるかも考慮する必要があります。
FAQ
ログ情報とは何ですか?
データベースに対する追加・変更・削除などの処理を記録した情報です。バックアップ時点より後の変更を復旧時に反映するために使います。
データベースに対する追加・変更・削除などの処理を記録した情報です。バックアップ時点より後の変更を復旧時に反映するために使います。
フルバックアップの間隔を2倍にすると、テープの総使用量も変わりますか?
1回当たりの使用量は基本的に変わりません。ただし、一定期間内のフルバックアップ回数は減るため、その期間全体での使用量は取得頻度やログの保存方法などによって変わります。
1回当たりの使用量は基本的に変わりません。ただし、一定期間内のフルバックアップ回数は減るため、その期間全体での使用量は取得頻度やログの保存方法などによって変わります。
復旧時間を短くするには、どうすればよいですか?
フルバックアップの間隔を短くする方法や、ログ情報を適切な頻度でバックアップして復旧に使えるようにする方法があります。運用負荷とのバランスを考えて設計します。
フルバックアップの間隔を短くする方法や、ログ情報を適切な頻度でバックアップして復旧に使えるようにする方法があります。運用負荷とのバランスを考えて設計します。
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