プロジェクトマネージャ 2023年 午前2 問07
問題文
四つのアクティビティA~Dによって実行する開発プロジェクトがある。図は、各アクティビティの依存関係をPDM(プレシデンスダイアグラム法)によって表している。各アクティビティの実行に当たっては、同じ専門チームの支援が必要である。条件に従ってアクティビティを実行するとき、開発プロジェクトの最少の所要日数は何日か。

選択肢
ア:15
イ:16(正解)
ウ:17
エ:18
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専門チーム制約を含む最短日程【午前2解説】
正解の理由
最短所要日数は16日であり、イが正解です。
A、B、C、Dの実行に必要な専門チームの支援時間は、それぞれ4日、2日、4日、4日です。チームは同時に一つのアクティビティしか支援できませんが、支援を終えたアクティビティは、残りの期間をチームなしで実行できます。
次のように日程を組むと、16日で完了できます。
Aの終了後にBを開始しているため、AからBへのFS(Finish to Start)の依存関係を満たしています。専門チームの支援期間も重複していません。すべてのアクティビティが終了するのは16日目なので、16日が実現可能です。
さらに15日以内に終えることはできません。仮に15日で完了するとすると、AからBまでの所要日数は合計15日なので、Aを開始してからBが終了するまでに遅れを入れられません。つまり、Aは0日目に開始し、BはA終了後の10日目に開始する必要があります。
このとき専門チームは、Aを0~4日、Bを10~12日に支援します。残るCとDには、それぞれ連続した4日間の支援が必要です。しかし15日以内に利用できる時間帯は、Aの支援後からBの支援前までの4~10日(6日間)と、Bの支援後の12~15日(3日間)です。4日間の支援を二つとも割り当てることはできないため、15日以内の完了は不可能です。
解法ステップ
-
依存関係を確認します。
AからBへの矢印にFSとあるため、BはAの終了後に開始します。CとDは開始後すぐに実行可能です。 -
アクティビティの実行期間とチーム支援期間を分けます。
例えばAは10日間実行しますが、チームの支援が必要なのは最初の4日間だけです。 -
専門チームの支援期間を重ならないように配置します。
A、C、B、Dの順に支援すれば、チームの二重割当てを避けられます。 -
アクティビティの終了時刻を確認します。
Aは10日、Bは15日、Cは14日、Dは16日に終了するため、プロジェクト全体は16日で完了します。 -
それより短くできないことを確認します。
15日以内では、AとBの間にCとDの支援を両方入れられないため、16日未満にはできません。
選択肢別の誤答解説
-
ア:15日
AとBを連続して実行すれば15日で終わりますが、CとDにもそれぞれ4日間のチーム支援が必要です。チームの支援時間が重ならないように配置できないため、15日では完了できません。 -
イ:16日
チーム支援の重複を避けながら、AとBの依存関係も満たせます。実際に16日で完了する日程を組めるため、正解です。 -
ウ:17日
実行可能な日程ではありますが、CとDの支援を適切に配置すれば16日で完了できます。最少日数ではありません。 -
エ:18日
チーム支援の競合を必要以上に大きく見積もった場合などに得られる日数です。各アクティビティはチーム支援の終了後も実行を続けられるため、18日より短くできます。
よくある誤解
-
チーム支援期間とアクティビティの所要日数を同じと考えてしまうこと
Aは10日間の実行ですが、チームが必要なのは最初の4日間です。支援が終わっても、アクティビティ自体は続けて実行できます。 -
A、C、Dをすべて開始時点で同時に始められると考えること
それぞれのアクティビティを開始できても、専門チームの支援は同時に一つしか行えません。支援期間が重ならないように調整する必要があります。 -
FSを「AとBを必ず直ちに続ける」と解釈すること
FSは、Aが終了する前にBを開始できないことを表します。Aの終了後、Bの開始まで間隔を空けることは可能です。
補足コラム
PDMのFSは、先行アクティビティが終了してから後続アクティビティを開始できる関係です。この問題ではAとBだけに依存関係があります。CとDは開始後に並行して進められますが、専門チームという共通資源があるため、支援期間のスケジュール調整が必要です。
このように、アクティビティの依存関係だけでなく、限られた資源の使用条件も考慮して日程を決める問題を、資源制約を考慮したスケジューリングとして捉えると解きやすくなります。
FAQ
Q. チーム支援が終わったアクティビティは、その時点で終了しますか?
A. いいえ。支援期間が終わっても、所要日数が残っていればアクティビティは続きます。例えばAは、チーム支援終了後も6日間実行されます。
A. いいえ。支援期間が終わっても、所要日数が残っていればアクティビティは続きます。例えばAは、チーム支援終了後も6日間実行されます。
Q. なぜCとDを同時に開始できないのですか?
A. アクティビティ自体は開始可能ですが、CとDはどちらも開始時から専門チームの支援が必要です。チームは一つのアクティビティしか支援できないため、同時に支援を始めることはできません。
A. アクティビティ自体は開始可能ですが、CとDはどちらも開始時から専門チームの支援が必要です。チームは一つのアクティビティしか支援できないため、同時に支援を始めることはできません。
関連キーワード: PDM、FS、アクティビティ、資源制約、スケジューリング

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