プロジェクトマネージャ 2023年 午前2 問18
問題文
新システムの開発を計画している。提案された4案の中で、TCO(総所有費用)が最小のものはどれか。ここで、このシステムは開発後、3年間使用するものとする。

選択肢
ア:A案
イ:B案
ウ:C案(正解)
エ:D案
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TCOの計算【午前2解説】
正解の理由
TCO(総所有費用)は、システムの導入時にかかる費用だけでなく、運用期間中にかかる費用も含めた総額です。
3年間使用するため、各案について次のように計算します。
- A案:導入時費用 、年間費用
TCOは 百万円です。 - B案:導入時費用 、年間費用
TCOは 百万円です。 - C案:導入時費用 、年間費用
TCOは 百万円です。 - D案:導入時費用 、年間費用
TCOは 百万円です。
最も小さいのは153百万円のC案なので、該当する選択肢はウです。
解法ステップ
- 一度だけ発生する費用を合計します。
ハードウェア導入費用、システム開発費用、導入教育費用が該当します。 - 1年ごとに発生する費用を合計します。
ネットワーク通信費用、保守費用、システム運用費用が該当します。 - 年間費用に使用年数の3年を掛け、導入時費用に加えます。
- 4案のTCOを比較し、最小の案を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア(A案):TCOは161百万円です。C案より8百万円高いため、最小ではありません。
- イ(B案):TCOは172百万円です。システム開発費用が50百万円と高く、4案の中で最も高額です。
- ウ(C案):TCOは153百万円です。4案の中で最小です。
- エ(D案):年間費用は24百万円と最も低いものの、導入時費用が85百万円かかります。TCOは157百万円となり、C案を下回りません。
よくある誤解
- 年間費用を1年分だけ加算する
使用期間が3年なので、年間費用は3倍して加算します。 - 導入時の費用だけで比較する
TCOには運用期間中の費用も含まれます。初期費用が安くても、年間費用が高ければ総額では不利になることがあります。 - 年間費用が最も低い案を選ぶ
年間費用だけでなく、導入時費用を含めた総額で比較します。
補足コラム
TCOは、導入費用と運用費用を合わせてシステムの総コストを捉える考え方です。問題では、費用項目に「/年」と記載されているかを確認すると、期間分を掛ける項目を見分けやすくなります。なお、この問題では金額の単位が百万円のため、計算結果も百万円単位です。
FAQ
Q. 導入教育費用は3年分にしますか?
A. いいえ。導入時に一度だけかかる費用なので、3倍しません。
A. いいえ。導入時に一度だけかかる費用なので、3倍しません。
Q. 使用期間が変わると、どの費用が変わりますか?
A. 年間費用に使用年数を掛けるため、使用期間が長くなるほどTCOに反映される運用費用が増えます。
A. 年間費用に使用年数を掛けるため、使用期間が長くなるほどTCOに反映される運用費用が増えます。
関連キーワード: TCO、総所有費用、導入費用、運用費用、ライフサイクルコスト

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