プロジェクトマネージャ 2025年 午前2 問06
問題文
図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数は最少で何日か。

選択肢
ア:11
イ:12(正解)
ウ:13
エ:14
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リード・ラグを含む日程計算【午前2解説】
正解の理由
イの12日です。
アクティビティAは開始から6日後に終了します。AとBは「終了-開始関係(リード2日)」なので、BはAの終了を待たず、Aの終了より2日早く開始できます。したがって、Aの開始を0日目とすると、Bは4日目に開始し、11日目に終了します。
BとCは「開始-開始関係(ラグ3日)」です。CはBの開始から3日後に開始するため、Cは7日目に開始し、12日目に終了します。
全ての作業が完了するのは、BとCのうち遅く終了するCが終わる12日目なので、所要日数は12日です。
解法ステップ
-
Aの終了日を求めます。
Aは0日目に開始し、6日間作業するため、終了は6日目です。 -
リードを反映してBの開始日を求めます。
終了-開始関係でリードが2日なので、BはAの終了より2日早い4日目に開始します。
Bの終了は、開始から7日後の11日目です。 -
ラグを反映してCの開始日を求めます。
開始-開始関係でラグが3日なので、CはBの開始から3日後の7日目に開始します。
Cの終了は、開始から5日後の12日目です。 -
全作業の終了日を確認します。
Bは11日目、Cは12日目に終了するため、全作業の完了は12日目です。
選択肢別の誤答解説
-
ア:11日
Bの終了日だけを求めた値です。CはBの終了を待たず、Bの開始から3日後に開始できるため、Cの終了も確認する必要があります。 -
イ:12日
BとCそれぞれの開始条件を反映し、最も遅い終了日を求めた値です。 -
ウ:13日
リードやラグのどちらかを日数に加算するなど、関係の向きや起点を誤って計算した場合に出やすい値です。Cの開始はBの終了後ではなく、Bの開始から3日後です。 -
エ:14日
作業日数を単純に合計したり、依存関係による重なりを考慮しなかったりした場合に出やすい値です。A・B・Cの全作業が順番に実施されるわけではありません。
よくある誤解
-
リードを「追加日数」と考えること
リードは先行作業の終了を待たずに後続作業を始められる期間です。今回はBの開始が2日早まります。 -
ラグの起点を先行作業の終了日と考えること
開始-開始関係のラグは、先行作業の開始が起点です。今回はCの開始がBの開始から3日後になります。 -
作業日数をすべて足し合わせること
作業が並行して進む場合があるため、合計ではなく各作業の開始日・終了日を求め、最後に終了する日を確認します。
補足コラム
プレシデンスダイアグラム法では、作業間の依存関係を「開始」や「終了」を基準に表します。代表的な関係は次の4種類です。
- 終了-開始(FS):後続作業は先行作業の終了後に開始します。
- 開始-開始(SS):後続作業は先行作業の開始を基準に開始します。
- 終了-終了(FF):後続作業の終了を先行作業の終了に関連付けます。
- 開始-終了(SF):後続作業の終了を先行作業の開始に関連付けます。
ラグは開始を遅らせる時間、リードは先行作業の完了を待たずに開始できる時間と整理すると、日程を計算しやすくなります。
FAQ
Q. なぜA・B・Cの作業日数を合計しないのですか?
AとB、BとCの間には、作業を並行して進められる関係があります。そのため、全作業を直列に行う場合のように日数を単純合計できません。
AとB、BとCの間には、作業を並行して進められる関係があります。そのため、全作業を直列に行う場合のように日数を単純合計できません。
Q. 「リード2日」は、BがAの開始から2日後に始まるという意味ですか?
いいえ。今回は終了-開始関係なので、BはAの終了より2日早く開始します。Aが6日目に終了するため、Bは4日目に開始します。
いいえ。今回は終了-開始関係なので、BはAの終了より2日早く開始します。Aが6日目に終了するため、Bは4日目に開始します。
関連キーワード: プレシデンスダイアグラム法、終了-開始関係、開始-開始関係、リード、ラグ、アクティビティ・オン・ノード

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