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システム監査技術者 2020年 午前2 問17


問題文

AESの特徴はどれか。

選択肢

ア:鍵長によって、段数が決まる。(正解)
イ:段数は、6段以内の範囲で選択できる。
ウ:データの暗号化、復号、暗号化の順に3回繰り返す。
エ:同一の公開鍵を用いて暗号化を3回繰り返す。

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AESの鍵長と段数【午前2解説】

正解の理由

AESでは、鍵長に応じて暗号化の段数(ラウンド数)が決まります。そのため、鍵長によって段数が決まるというアが正解です。
AESの鍵長と段数の対応は、次のとおりです。
鍵長段数
128ビット10段
192ビット12段
256ビット14段
段数が増えるほど処理は複雑になりますが、AESで定められた段数は鍵長ごとに決まっており、任意に選ぶものではありません。

解法ステップ

  1. AESが鍵長によって段数を変える暗号方式かを確認します。
  2. AESでは、鍵長が128・192・256ビットの3種類に定められています。
  3. それぞれの鍵長に対応して段数が10・12・14段と決まるため、鍵長と段数の関係を述べたアを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:正しいです。 AESでは、鍵長に応じて段数が決まります。
  • イ:誤りです。 AESの段数は「6段以内から選択」するものではありません。標準の段数は鍵長に応じて10段、12段、14段です。
  • ウ:誤りです。 暗号化、復号、暗号化の順に処理する方式は、3DES(トリプルDES)で使われる代表的な方式です。AESの特徴ではありません。
  • エ:誤りです。 AESは共通鍵暗号方式であり、公開鍵を用いる方式ではありません。また、同じ鍵で暗号化を3回繰り返すこともAESの特徴ではありません。

よくある誤解

  • 鍵長が段数と同じだと思う
    鍵長はビット数、段数は暗号処理を繰り返す回数です。別の指標です。
  • AESの段数を任意に設定できると思う
    標準のAESでは、鍵長ごとに段数が定められています。
  • 3回の暗号処理をAESの特徴と混同する
    暗号化・復号・暗号化の組合せは、3DESに関する説明です。

補足コラム

AESは、DESの後継として広く使われている共通鍵暗号方式です。暗号化と復号には同じ鍵を使います。AESのブロック長は128ビットで、鍵長は128・192・256ビットから選びます。

FAQ

Q. 鍵長が長いほど、必ず安全性が高くなりますか?
A. 鍵を総当たりで推測する攻撃への耐性は高まります。ただし、実際の安全性は鍵の管理方法や実装などにも左右されます。
Q. AESの段数は、暗号化のたびに変わりますか?
A. 変わりません。使用する鍵長に応じて定まり、暗号化のたびに選び直すものではありません。

関連キーワード: AES、共通鍵暗号方式、鍵長、段数、ラウンド、3DES
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