システム監査技術者 2023年 午前2 問12
問題文
新システムの開発を計画している。提案された4案の中で、TCO(総所有費用)が最小のものはどれか。ここで、このシステムは開発後、3年間使用するものとする。

選択肢
ア:A案
イ:B案
ウ:C案(正解)
エ:D案
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TCOの計算【午前2解説】
正解の理由
TCO(総所有費用)は、導入時に一度だけ発生する費用と、使用期間中に毎年発生する費用を合計して求めます。
この問題では、初期費用に「ハードウェア導入費用」「システム開発費用」「導入教育費用」を含め、年額費用に「ネットワーク通信費用」「保守費用」「システム運用費用」を含めます。年額費用は、使用期間の3年間分を計上します。
ウのC案は、初期費用が75百万円、年額費用が26百万円です。したがって、3年間のTCOは 百万円となり、4案の中で最小です。
解法ステップ
- 各案について、導入時に一度だけ発生する費用を合計します。
- 各案について、年間費用を合計します。
- 年間費用を3倍し、初期費用に加えます。
- 4案のTCOを比較します。
最小値は153百万円なので、C案を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア(A案):3年間のTCOは161百万円です。年額費用が32百万円と高いため、C案を下回りません。
- イ(B案):3年間のTCOは172百万円です。初期費用が85百万円と大きく、4案中で最も高くなります。
- ウ(C案):3年間のTCOは153百万円で、4案中の最小値です。
- エ(D案):3年間のTCOは157百万円です。年額費用は最も低いものの、初期費用を含めるとC案より高くなります。
よくある誤解
- 年額費用を3年分にせず、1年分だけで比較してしまうことがあります。
- 表のすべての費用を3倍してしまうことがあります。3倍するのは「/年」と記載された費用だけです。
- 年額費用が最も低い案を、そのままTCO最小の案と判断することがあります。初期費用も含めて比較が必要です。
補足コラム
TCOは、導入時の費用だけでなく、運用・保守などの継続費用も含めた総額です。システムの比較では、初期費用が低い案でも、長期間の運用費用を加えると総額が高くなる場合があります。
この問題では、金額の割引や将来価値を考慮する条件はありません。そのため、初期費用に「年間費用×使用年数」を加える単純な計算で求められます。
FAQ
Q. 導入教育費用はなぜ初期費用として扱うのですか?
A. 表では「/年」とされておらず、導入時に一度発生する費用として計算するためです。
A. 表では「/年」とされておらず、導入時に一度発生する費用として計算するためです。
Q. 使用期間が5年間なら、計算方法はどう変わりますか?
A. 初期費用はそのままにし、年間費用を5倍して加えます。
A. 初期費用はそのままにし、年間費用を5倍して加えます。
関連キーワード: TCO、総所有費用、初期費用、年間費用、ライフサイクルコスト

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