登録販売者 2019年 中国・四国 問03
問題文
健康食品及びセルフメディケーションに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品を扱う者は、いわゆる健康食品は法的にも、また安全性や効果を担保する科学的データの面でも医薬品とは異なるものであることを認識し、消費者に指導・説明を行わなくてはならない。
b 健康補助食品(いわゆるサプリメント)においては、誤った使用法による健康被害が生じた例は報告されていない。
c 世界保健機関(WHO:World Health Organization)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」こととされている。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正(正解)
2:a:正、b:正、c:誤
3:a:誤、b:誤、c:正
4:a:誤、b:正、c:正
5:a:誤、b:正、c:誤
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健康食品とセルフメディケーション【登録販売者解説】
正解の理由
健康食品は医薬品とは異なり、サプリメントの誤使用による健康被害も報告されています。セルフメディケーションは、自分の健康に責任を持ち、軽度な不調を自分で手当てすることです。
正しい組合せは1です。aは正、bは誤、cは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の健康食品とセルフメディケーションに関する項目です。
解法ステップ
- aでは、「健康食品は医薬品とは異なる」という説明が手引きの考え方に沿っているかを確認します。
- bでは、「健康被害の例は報告されていない」という部分に注目します。健康被害の報告があるかどうかで正誤を判断できます。
- cでは、WHOが示すセルフメディケーションの定義と、引用された文が一致するかを確かめます。
- aとcが正、bが誤となる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しいです。
いわゆる健康食品は、法的な扱いだけでなく、安全性や効果を裏づける科学的データの面でも医薬品とは異なります。医薬品を扱う人は、その違いを理解して消費者に説明する必要があります。 -
b:誤りです。
×「健康被害が生じた例は報告されていない」→ ○「誤った使用法により健康被害を生じた例も報告されている」
サプリメントには、医薬品に似たカプセルや錠剤の形状のものもあります。形が似ていても医薬品と同じとは限らず、誤った使い方で健康被害が生じた例があります。 -
c:正しいです。
WHOによるセルフメディケーションの定義は、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」ことです。記述はこの内容と一致しています。
組合せを確認すると、2はb・c、3はa、4はa・b、5はa・b・cの正誤がそれぞれ一致しません。
よくある誤解
- 「健康被害の例は報告されていない」という、事実を逆にする書き換えに注意してください。手引きには、誤った使用法による健康被害の報告があると記載されています。
- 健康食品と医薬品を、カプセルや錠剤などの見た目だけで同じものと考えないようにしましょう。
- セルフメディケーションは「軽度な不調を自分で手当てする」考え方です。どのような不調でも自分だけで対処する、という意味ではありません。
補足コラム
「健康食品」は、法令で定義された分類ではなく、一般に使われている呼び方です。特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品は「保健機能食品」と総称されます。これらの区分と、一般に「サプリメント」などと呼ばれる食品を混同しないことが大切です。
FAQ
サプリメントは、医薬品と同じ基準で安全性や効果が確かめられているのですか?
医薬品とは法的な扱いも、安全性や効果を担保する科学的データの面も異なります。医薬品に似た形で販売されていても、同じものとは限りません。
医薬品とは法的な扱いも、安全性や効果を担保する科学的データの面も異なります。医薬品に似た形で販売されていても、同じものとは限りません。
セルフメディケーションでは、一般用医薬品を使うことが必須ですか?
必須ではありません。状態によっては、医薬品を使わない対処や医療機関の受診を勧めることが適切な場合もあります。
必須ではありません。状態によっては、医薬品を使わない対処や医療機関の受診を勧めることが適切な場合もあります。
関連キーワード: 健康食品、サプリメント、セルフメディケーション、保健機能食品、WHO

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