登録販売者 2019年 中国・四国 問05
問題文
医薬品の副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。
2:一般用医薬品には習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあり、しばしば乱用されることが知られている。
3:習慣性とは、物質が有する明確な依存を形成する性質のことであり、依存形成性ともいう。(正解)
4:人体に直接使用されない医薬品についても、使用する人の誤解や認識不足によって使い方や判断を誤り、有害事象につながることがある。
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習慣性と依存性の違い【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:習慣性は「習慣的な使用につながりやすい性質」、依存性は「依存を形成する性質」です。
誤っている記述は3です。問題文は「明確な依存を形成する性質」を「習慣性」としていますが、これは「依存性」の説明です。習慣性は、明確な依存を形成するほどではないものの、習慣的な使用につながりやすい性質を指します。
選択肢3だけが誤りで、1・2・4は正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の、医薬品の副作用と不適正な使用に関する項目です。
解法ステップ
- 「明確な依存を形成する」という表現に注目します。
- 「依存を形成する性質」は依存性の説明だと判断します。
- 習慣性は「明確な依存を形成するほどではない」性質だと確認し、用語が入れ替わっている記述を選びます。
選択肢別の誤答解説
- 1:正しいです。 医薬品は、目的とする効果に対して副作用の危険性が最小限となるよう、使用量や使い方が定められています。
- 2:正しいです。 一般用医薬品にも、習慣性や依存性のある成分を含むものがあり、乱用されることがあります。
- 3:誤りです。
× 習慣性=明確な依存を形成する性質
○ 依存性=物質が有する依存を形成する性質
習慣性は、明確な依存を形成するほどではないものの、習慣的な使用につながりやすい性質です。 - 4:正しいです。 人体に直接使わない医薬品でも、使い方や検査結果の判断を誤ると、健康への悪影響や適切な治療を受ける機会の逸失につながることがあります。
よくある誤解
- 習慣性と依存性は同じ意味と思い込むことがあります。問題では、両者の説明が入れ替わっていないか確認してください。
- 「依存を形成する性質」という説明を見て、習慣性だと判断してしまうのが典型的なひっかけです。
- 一般用医薬品なら乱用の心配はない、とは限りません。習慣性・依存性のある成分を含むものもあります。
補足コラム
手引きでは、依存性の「強い・弱い」は、依存をより生じやすいかどうかを表すとされています。「依存性があるか」と「依存性が強いか」は、別の観点として整理しましょう。
FAQ
Q. 医薬品の使用が適正であれば、依存は起こりませんか?
A. 手引きでは、適正に使用される限り安全かつ有効な医薬品でも、乱用された場合には薬物依存を生じることがあるとされています。
A. 手引きでは、適正に使用される限り安全かつ有効な医薬品でも、乱用された場合には薬物依存を生じることがあるとされています。
関連キーワード: 習慣性、依存性、薬物乱用、副作用、有害事象

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