登録販売者 2019年 中国・四国 問09
問題文
小児等への医薬品の使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 小児とは、医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として15歳未満の者をいう。
b 幼児に使用される錠剤やカプセル剤は、形状が幼児向けに作られているため、服用時に喉につかえることはない。
c 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長いため、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。
d 乳児は、乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品があるため、医師の診療を受けることよりも、基本的には一般用医薬品による対処が優先される。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)
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小児への医薬品使用【登録販売者解説】
正解の理由
小児は大人より腸が長く、医薬品の吸収率が相対的に高い傾向があります。
2の「a、c」の組み合わせが正しいです。aは正しく、cも正しい記述です。手引きの第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の小児への医薬品の使用が根拠です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」では、小児の年齢の目安や、医薬品を使用する際の注意点が示されています。
解法ステップ
- aの「15歳未満」は、小児の年齢の目安として正しいかを確認します。
- cの「身体の大きさに対して腸が長い」「吸収率が相対的に高い」は、小児の特徴として示されている組み合わせです。
- bの「喉につかえることはない」という断定と、dの「一般用医薬品による対処が優先」という判断を確認します。どちらも手引きの内容と異なります。
- 正しいa・cを含む組み合わせに絞ります。
選択肢別の誤答解説
記述ごとの確認
-
a:正しい
医薬品の使用上の注意では、小児はおおよその目安として15歳未満の者をいいます。 -
b:誤り
×(服用時に喉につかえることはない)→ ○(服用時に喉につかえやすいので注意する)
錠剤やカプセル剤は、小児、特に乳児には飲み下しにくいことがあります。手引きでは、5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などについて、喉につかえやすいので注意するよう説明されています。 -
c:正しい
小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高いとされています。 -
d:誤り
×(一般用医薬品による対処が優先される)→ ○(基本的には医師の診療を受けることが優先される)
乳児は医薬品の影響を受けやすく、状態も急変しやすいため、一般用医薬品による対処は最小限にとどめるのが望ましいとされています。
組み合わせの確認
- 選択肢1(a、b):aは正しいですが、bは誤りです。正しい組み合わせに必要なcを含みません。
- 選択肢3(a、d):aは正しいですが、dは誤りです。正しい組み合わせに必要なcを含みません。
- 選択肢4(b、d):bとdが誤りで、正しいa・cを含みません。
- 選択肢5(c、d):cは正しいですが、dは誤りです。正しい組み合わせに必要なaを含みません。
よくある誤解
- **「喉につかえることはない」**のような断定に注意します。小児向けの形状とは限らず、錠剤やカプセル剤は喉につかえることがあります。
- 乳児向けの用法・用量が設定された医薬品があることと、一般用医薬品の使用が優先されることは別です。手引きでは、基本的に医師の診療が優先されます。
- 「相対的に高い」は、小児の吸収率がすべての医薬品で必ず高くなる、という意味ではありません。
補足コラム
医薬品の使用上の注意でのおおよその年齢区分は、乳児が1歳未満、幼児が7歳未満、小児が15歳未満です。年齢区分は、実際に医薬品を使用するときの用法・用量や注意事項を確認するための目安として押さえましょう。
FAQ
Q. 「幼児」と「5歳未満の幼児」は同じ意味ですか?
A. いいえ。幼児はおおよその目安として7歳未満を指します。錠剤やカプセル剤が喉につかえやすいという注意は、手引きでは特に5歳未満の幼児について示されています。
A. いいえ。幼児はおおよその目安として7歳未満を指します。錠剤やカプセル剤が喉につかえやすいという注意は、手引きでは特に5歳未満の幼児について示されています。
関連キーワード: 小児、乳児、幼児、腸管吸収率、錠剤、カプセル剤、用法・用量

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