登録販売者 2019年 中国・四国 問100
問題文
一般用検査薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
2:経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても妊娠検査薬の検査結果が陽性となることがある。
3:尿糖・尿タンパク同時検査の場合、早朝尿(起床直後の尿)を検体とするが、尿糖が検出された場合には、食後の尿について改めて検査して判断する必要がある。
4:尿糖又は尿タンパクを検出する部分を長い時間尿に浸すことで、正確な検査結果が得られる。(正解)
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一般用検査薬の検査操作【登録販売者解説】
正解の理由
尿検査薬は、検出部分を長時間尿に浸すと、検出成分が溶け出して正確な結果が得られなくなります。
誤っているのは4です。1〜3は手引きに沿った記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の一般用検査薬に関する項目です。特に、尿検査薬の「検査薬の取扱い」と妊娠検査薬の「検査結果に影響を与える要因」がポイントです。
解法ステップ
- 「長い時間尿に浸すことで、正確な結果が得られる」という、検査操作の正誤を決める表現に注目します。
- 尿糖・尿タンパク検査薬は、長く尿に浸すと検出成分が溶け出すため、正確な結果が得られなくなります。
- したがって、「長く浸すほど正確」という内容の4が誤りです。1〜3は検査時期や検査結果への影響について、手引きに沿った記述です。
選択肢別の誤答解説
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1:正しい記述です。 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されています。それより早い時期では、妊娠していても尿中のhCG(妊娠に関係するホルモン)が検出感度に達せず、陰性となることがあります。
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2:正しい記述です。 経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても尿中hCGが検出され、陽性となることがあります。検査結果だけで妊娠を断定できない点も押さえましょう。
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3:正しい記述です。 尿糖・尿タンパク同時検査では、早朝尿を検体とします。また、尿糖が検出された場合には、食後の尿について改めて検査して判断する必要があります。
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4:誤った記述です。
×「長い時間尿に浸すことで、正確な結果が得られる」
→ ○長い間尿に浸していると、検出成分が溶け出し、正確な結果が得られなくなることがあります。
検査部分を長時間尿に浸すのは、正確な結果につながるどころか、検査に影響するおそれがあります。
よくある誤解
- 「長く浸せば、検査部分に尿が十分しみ込んで正確になる」と考えること。 尿糖・尿タンパク検査薬では、長く浸すと検出成分が溶け出すことがあります。
- 「妊娠検査薬が陽性なら、妊娠が確定する」と考えること。 ホルモン剤の使用などで妊娠していなくても陽性となる場合があり、検査結果だけでは確定できません。
- 「早い時期の陰性なら、妊娠していない」と決めつけること。 検査時期が早いと、妊娠していても陰性となる可能性があります。
補足コラム
一般用検査薬は、尿など採取時に体を傷つけない検体を用いて健康状態を把握し、疾病の早期発見や受診につなげるためのものです。検査結果だけで疾患の有無や種類を確定するものではありません。尿検査では、尿を採取する容器の汚れや、採取後に尿を放置することも結果に影響する場合があります。
FAQ
Q. 妊娠検査薬で早い時期に陰性だった場合、結果をどう考えればよいですか?
A. 検査時期が早いと、妊娠していても尿中hCGが検出感度に達していない可能性があります。陰性だけで妊娠していないと断定できないことを覚えておきましょう。
A. 検査時期が早いと、妊娠していても尿中hCGが検出感度に達していない可能性があります。陰性だけで妊娠していないと断定できないことを覚えておきましょう。
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