登録販売者 2019年 中国・四国 問110
問題文
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a シロップ剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されるのが望ましい。
b 散剤は、取り出したときに室温との急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当である。
c 点眼薬は、複数の使用者間で使い回されると、万一、使用に際して薬液に細菌汚染があった場合に、別の使用者に感染するおそれがあるため、他の人と共用してはならない。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:誤
2:a:誤、b:正、c:誤
3:a:正、b:誤、c:正
4:a:正、b:正、c:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正
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医薬品の保管・共用上の注意【登録販売者解説】
正解の理由
シロップ剤は開封後に冷蔵庫、散剤は冷蔵庫を避け、点眼薬は他人と共用しません。
正しい組合せは4で、a・b・cはいずれも正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の保管及び取扱い上の注意です。
正しい組合せは4で、a・b・cはいずれも正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の保管及び取扱い上の注意です。
解法ステップ
- 「シロップ剤」「開封後」「冷蔵庫」の組合せを確認します。変質しやすいシロップ剤は、開封後の冷蔵庫保管が望ましいとされています。
- 「散剤」と「室温との急な温度差」に注目します。冷蔵庫から取り出した際に湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫保管は不適当です。
- 点眼薬については、「他の人と共用してはならない」という注意が正しいか確認します。薬液が細菌で汚染されていた場合、感染が広がるおそれがあります。
- a・b・cがすべて正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
シロップ剤などは変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内で保管するのが望ましいとされています。なお、冷蔵庫に入れる場合も、凍結させないようにします。 -
b 正しい
散剤は、冷蔵庫から取り出したときの急な温度差によって湿気を帯びるおそれがあります。そのため、冷蔵庫内での保管は不適当です。 -
c 正しい
点眼薬を複数の人で共用すると、薬液に細菌汚染(さいきんおせん)があった場合に、別の使用者へ感染するおそれがあります。他の人と共用しないことが大切です。
組合せを照らし合わせると、1はb・c、2はa・c、3はb、5はa・bの正誤が、それぞれ本文と合いません。a・b・cをすべて正しいとする4が適切です。
よくある誤解
- 「薬は冷蔵庫に入れればよい」と考えがちですが、剤形によっては冷蔵庫内での保管が不適当です。
- 「冷蔵庫に保管する」と「凍結させてもよい」は別です。シロップ剤などは凍結すると変質したり、効力が弱まったりする場合があります。
- 点眼薬は、同じ家族なら共用してよいと思いがちですが、汚染された薬液を介して感染するおそれがあるため、共用しません。
補足コラム
医薬品は、直射日光や高温、多湿を避けて保管します。また、小児の手が届く場所や目につく場所に置かないこと、別の容器に移し替えないことも大切です。保管場所や容器の扱いにも、品質を保ち、誤用を防ぐ役割があります。
FAQ
点眼薬の容器の先端が、まつ毛に触れるのも避けるべきですか?
はい。容器の先端に雑菌が付着し、薬液に混入する原因になるため、目やまつ毛に触れないように点眼します。
はい。容器の先端に雑菌が付着し、薬液に混入する原因になるため、目やまつ毛に触れないように点眼します。
外箱に記載された使用期限までは、開封後も使えるのですか?
使用期限は未開封の状態で保管した場合の期限です。開封後は、記載された期限まで品質が保証されない場合があります。
使用期限は未開封の状態で保管した場合の期限です。開封後は、記載された期限まで品質が保証されない場合があります。
関連キーワード: シロップ剤、散剤、点眼薬、冷蔵庫保管、医薬品の共用、医薬品の保管及び取扱い上の注意

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