登録販売者 2019年 中国・四国 問114
問題文
医薬品副作用被害救済制度に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 副作用を発見した医療機関の給付請求を受けて、医学的薬学的判断を要する事項について薬事・食品衛生審議会の諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定した結果に基づき、各種給付が行われる。
b 給付費については、製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金が充てられる。
c 一般用検査薬については、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正(正解)
2:a:正、b:正、c:誤
3:a:誤、b:誤、c:正
4:a:正、b:誤、c:誤
5:a:正、b:正、c:正
🔒 解説は解答すると表示されます
医薬品副作用被害救済制度【登録販売者解説】
正解の理由
給付請求をするのは健康被害を受けた本人または家族で、一般用検査薬は救済制度の対象外です。
正しい組合せは1です。aは誤り、bとcは正しい記述です。厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』の第5章「医薬品の適正使用・安全対策」にある「医薬品副作用被害救済制度」が根拠です。
解法ステップ
- aの「給付請求を受けて」に注目します。請求する人が誰かを確認します。
- bは、給付費の負担元が「製造販売業者からの拠出金」かを見ます。
- cは、「一般用検査薬」が対象外の医薬品として挙げられているかを確認します。
- aは請求する人の記述が誤り、bとcは正しいため、組合せが一致するものを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「副作用を発見した医療機関の給付請求」→ ○「健康被害を受けた本人(又は家族)の給付請求」
医療機関の請求を受けて給付が決まるのではありません。医学的・薬学的判断を要する事項について、薬事・食品衛生審議会の諮問・答申を経て、厚生労働大臣が判定するという後半の流れは正しいです。 -
b 正しい
給付費には、製造販売業者が年度ごとに納付する拠出金が充てられます。なお、事務費の一部は国庫補助で賄われます。 -
c 正しい
一般用検査薬は、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。一般用医薬品であっても、すべてが救済制度の対象になるわけではありません。 -
選択肢2(a正・b正・c誤):aとcの正誤が異なります。aは誤り、cは正しい記述です。
-
選択肢3(a誤・b誤・c正):bの正誤が異なります。製造販売業者の拠出金は給付費に充てられます。
-
選択肢4(a正・b誤・c誤):a・b・cのすべてが異なります。aは誤り、bとcは正しい記述です。
-
選択肢5(a正・b正・c正):aの正誤が異なります。給付請求をするのは医療機関ではなく、健康被害を受けた本人または家族です。
よくある誤解
- aは、医療機関が医学的な判断に関わるため、「医療機関が給付請求する」と読み替えやすい記述です。判定に関わる機関と給付請求をする人を分けて覚えます。
- 「一般用医薬品なら対象」と一括りにするのは誤りです。一般用検査薬など、対象外のものがあります。
- bの「給付費」と「事務費」を混同しないようにします。拠出金が充てられるのは給付費で、事務費の一部は国庫補助です。
補足コラム
制度の基本は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用で一定程度以上の健康被害が生じた場合に救済することです。不適正使用による健康被害や、軽度で医療機関での治療を要さずに寛解した場合などは、給付の対象になりません。
一般用医薬品などで対象外となるものには、一般用検査薬のほか、殺虫剤・殺鼠剤、人体に直接使用するものを除く殺菌消毒剤などがあります。
FAQ
Q. 副作用が起きれば、必ず給付を受けられますか?
A. いいえ。医薬品を適正に使用していることや、健康被害が一定程度以上であることなどが要件になります。
A. いいえ。医薬品を適正に使用していることや、健康被害が一定程度以上であることなどが要件になります。
Q. 制度の相談窓口はどこですか?
A. 救済事業を運営する独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が相談窓口を設けています。
A. 救済事業を運営する独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が相談窓口を設けています。
関連キーワード: 医薬品副作用被害救済制度、給付請求、製造販売業者、拠出金、一般用検査薬

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
