登録販売者 2019年 中国・四国 問14
問題文
一般用医薬品で対処可能な症状等の範囲に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 通常の成人では、乳幼児や妊婦の場合に比べ、一般用医薬品で対処可能な範囲は限られてくる。
b 体調の不調や軽度の症状等について一般用医薬品を使用して対処した場合において、一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。
c 一般用医薬品は、医療機関での治療を受けるほどではない体調の不調や疾病の初期段階、あるいは日常において、生活者が自らの疾病の治療、予防又は生活の質の改善・向上を図ることを目的としている。
d 症状が重いとき(例えば、高熱や激しい腹痛がある場合、患部が広範囲である場合等)に、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみると、適切な対処といえる。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤(正解)
5:a:正、b:誤、c:正、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
一般用医薬品の対処範囲【登録販売者解説】
正解の理由
一般用医薬品は、軽度な不調などに使うもので、症状が重いときは受診が必要です。
正しい組合せは 4 です。aは誤り、b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の、一般用医薬品の役割と対処可能な範囲に関する記載です。
解法ステップ
- aは「通常の成人」と「乳幼児や妊婦」のどちらが対処範囲が広いかに注目します。
- bは、使用を続けても改善しない場合や悪化した場合の対応を確認します。
- cは、一般用医薬品が使われる場面と目的が、手引きの説明に合っているかを見ます。
- dは「症状が重いとき」と「適切な対処」という組合せを確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
×「通常の成人では、乳幼児や妊婦の場合に比べ、対処可能な範囲は限られる」→ ○「乳幼児や妊婦等では、通常の成人の場合に比べ、対処可能な範囲は限られる」
対処できる範囲は、医薬品を使う人によって異なります。乳幼児や妊婦等では、通常の成人より範囲が限られます。 -
b:正しい
一定期間または一定回数使用しても症状が改善しない場合や、悪化した場合は、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要があります。一般用医薬品を使い続ければよい、ということではありません。 -
c:正しい
一般用医薬品は、医療機関で治療を受けるほどではない不調や疾病の初期段階、日常生活での健康上の問題などに用いられます。自ら疾病の治療や予防をしたり、生活の質(QOL)の改善・向上を図ったりすることが目的です。 -
d:誤り
×「症状が重いときに一般用医薬品を使用することは、適切な対処といえる」→ ○「症状が重いときに一般用医薬品を使用することは、適切な対処とはいえない」
高熱や激しい腹痛がある場合、患部が広範囲の場合などは、一般用医薬品で対処するのではなく、医療機関での診療が必要となることがあります。
組合せの確認
- 選択肢1:a誤・b正・c正は合っていますが、dを正としている点が誤りです。
- 選択肢2:b正・d誤は合っていますが、aを正、cを誤としている点が誤りです。
- 選択肢3:a正・b誤・c誤・d正としており、4つすべての正誤が異なります。
- 選択肢5:c正・d誤は合っていますが、aを正、bを誤としている点が誤りです。
よくある誤解
- aは「乳幼児や妊婦のほうが対処範囲が広い」と、比較の向きを逆にしやすい記述です。
- dは、一般用医薬品が軽度な不調に使われるという役割を、重い症状にも当てはめてしまうのがひっかけです。
- bの「一定期間若しくは一定回数」は、期間と回数の両方を満たす場合だけではありません。改善しない、または悪化した場合の受診につながります。
補足コラム
一般用医薬品の役割には、軽度な疾病に伴う症状の改善のほか、生活習慣病等に伴う症状発現の予防、生活の質の改善・向上、健康状態の自己検査、健康の維持・増進などがあります。セルフメディケーションは、生活者が自らの健康に関心を持ち、適切な情報をもとに健康上の問題に対処する考え方です。
FAQ
Q. 一般用医薬品を使って症状が悪化したときも、使い切ってから受診しますか?
A. 使い切ることが前提ではありません。手引きでは、一定期間・一定回数使用して改善しない場合だけでなく、悪化した場合も医療機関の受診が必要とされています。
A. 使い切ることが前提ではありません。手引きでは、一定期間・一定回数使用して改善しない場合だけでなく、悪化した場合も医療機関の受診が必要とされています。
Q. 一般用医薬品は、病気の予防にも使われますか?
A. 役割の一つに予防があります。ただし、科学的・合理的に効果が期待できるものに限られます。
A. 役割の一つに予防があります。ただし、科学的・合理的に効果が期待できるものに限られます。
関連キーワード: 一般用医薬品、対処可能な範囲、受診勧奨、セルフメディケーション、生活の質(QOL)

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
