登録販売者 2019年 中国・四国 問18
問題文
HIV訴訟に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
HIV訴訟は、( a )患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料( b )から製造された( c )製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
選択肢
1:白血病、血小板、免疫グロブリン
2:血友病、血漿、血液凝固因子(正解)
3:白血病、血漿、血液凝固因子
4:血友病、血小板、免疫グロブリン
5:血友病、血漿、免疫グロブリン
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HIV訴訟の原因と製剤【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:HIV訴訟=血友病患者・原料血漿・血液凝固因子製剤
2は、(a)血友病、(b)血漿、(c)血液凝固因子の組合せです。手引きでは、HIV訴訟を、HIVが混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けた血友病患者が、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟としています。根拠は第1章「医薬品による副作用等にかかる主な訴訟」です。
解法ステップ
- まず、HIV訴訟の対象者として手引きに記載されている「血友病患者」を確認します。
- 次に、原料が「血漿」か「血小板」かを見分けます。手引きの記述は「原料血漿」です。
- 製剤名は「血液凝固因子製剤」です。「免疫グロブリン製剤」と取り違えないようにします。
- 3つの語句が一致する組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:白血病・血小板・免疫グロブリン
(a)の対象者が白血病、(b)の原料が血小板、(c)の製剤が免疫グロブリンで、3つとも手引きの記述と異なります。 -
2:血友病・血漿・血液凝固因子
対象者、原料、製剤のすべてが手引きの記述と一致します。 -
3:白血病・血漿・血液凝固因子
(b)の血漿と(c)の血液凝固因子は一致していますが、対象者は白血病ではなく血友病患者です。 -
4:血友病・血小板・免疫グロブリン
(a)の血友病は一致していますが、原料は血小板ではなく血漿で、製剤は免疫グロブリンではなく血液凝固因子製剤です。 -
5:血友病・血漿・免疫グロブリン
(a)の血友病と(b)の血漿は一致していますが、(c)は免疫グロブリンではなく血液凝固因子です。
よくある誤解
- 「血液に関係する語だから」と、血漿と血小板を同じもののように扱わないようにしましょう。問題では原料が「血漿」と明記されています。
- 「血液から作られる製剤」という大きなくくりで覚えると、免疫グロブリンと血液凝固因子を混同しやすくなります。HIV訴訟は「血液凝固因子製剤」とセットで覚えます。
- (a)だけを見て選ぶと、血友病が入った選択肢の中で迷います。対象者・原料・製剤名の3つを確認しましょう。
補足コラム
同じ「医薬品による主な訴訟」には、CJD訴訟もあります。手引きでは、プリオンに汚染されたヒト乾燥硬膜が脳外科手術で移植され、CJDが発生したことに対する損害賠償訴訟とされています。HIV訴訟は「血友病患者・血液凝固因子製剤」、CJD訴訟は「ヒト乾燥硬膜」と、原因となった製品を区別して覚えましょう。
FAQ
Q. 血漿と血清は同じものですか?
A. 同じではありません。手引きでは、血清は血漿からフィブリノゲンが除かれたものと説明されています。この問題の原料は血清ではなく血漿です。
A. 同じではありません。手引きでは、血清は血漿からフィブリノゲンが除かれたものと説明されています。この問題の原料は血清ではなく血漿です。
関連キーワード: HIV訴訟、血友病、血漿、血液凝固因子製剤、医薬品による副作用等にかかる主な訴訟

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