登録販売者 2019年 中国・四国 問27
問題文
リンパ系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a リンパ液の流れは、主に骨格筋の収縮によるものである。
b リンパ液は、血漿とは成分が大きく異なり、タンパク質が多く、リンパ球を含む。
c リンパ管は、互いに合流して次第に太くなり、最終的に、もものつけ根の動脈につながる。
d リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージ(貪食細胞)が密集していて、リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルスは免疫反応によって排除される。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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リンパ系のしくみ【登録販売者解説】
正解の理由
リンパ液は骨格筋の収縮で流れ、リンパ節では免疫反応が働きます。
正しい組合せは a・d です。したがって、2が正解です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」のリンパ系に関する項目です。aは正しく、bとcは誤り、dは正しい記述です。
正しい組合せは a・d です。したがって、2が正解です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」のリンパ系に関する項目です。aは正しく、bとcは誤り、dは正しい記述です。
解法ステップ
- aの「骨格筋の収縮」は、リンパ液の流れを助けるものとして正しいかを確認します。
- bでは、リンパ液のタンパク質が「多い」とされている点に注目します。
- cでは、リンパ管が最終的につながる場所を確認します。「もものつけ根の動脈」は正しいかを考えます。
- dのリンパ節で細菌やウイルスが排除されるという説明を確認し、正しい記述の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
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a 正しい リンパ系には、心臓のようにリンパ液を送り出すポンプの働きをする器官がありません。そのため、リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮によって生じます。
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b 誤り ×「血漿とは成分が大きく異なり、タンパク質が多い」→ ○「血漿とほとんど同じ成分からなり、タンパク質が少ない」リンパ液は、血漿の一部が毛細血管から組織に出て組織液となり、その一部がリンパ管に入ったものです。血漿とほとんど同じ成分ですが、タンパク質は少なく、リンパ球を含みます。
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c 誤り ×「もものつけ根の動脈につながる」→ ○「鎖骨(さこつ)の下にある静脈につながる」リンパ管は合流して次第に太くなり、最終的に鎖骨の下にある静脈につながります。「動脈」と「静脈」の取り違えにも注意してください。
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d 正しい リンパ節の内部にはリンパ球やマクロファージ(貪食細胞(どんしょくさいぼう)、異物を取り込む細胞)が密集しています。リンパ液で運ばれてきた細菌やウイルスなどは、リンパ節で免疫反応によって排除されます。
選択肢の組合せも、記述ごとに照らして確認しましょう。
- 選択肢1(a、b):誤りのbを含み、正しいdを含まない組合せです。
- 選択肢3(b、c):誤りのb・cを含み、正しいa・dを含まない組合せです。
- 選択肢4(b、d):誤りのbを含み、正しいaを含まない組合せです。
- 選択肢5(c、d):誤りのcを含み、正しいaを含まない組合せです。
よくある誤解
- リンパ液は血漿と「大きく異なる」と覚えてしまう誤りです。手引きでは、血漿とほとんど同じ成分で、タンパク質が少ないとされています。
- リンパ管のつながる先を、動脈と静脈で取り違えやすいです。リンパ管は最終的に鎖骨の下にある静脈につながります。
- 「リンパ液を流すポンプがある」と考える誤りです。リンパ系には心臓のようなポンプの働きをする器官はありません。
補足コラム
リンパ液の流れは血流より緩やかです。また、リンパ管には逆流を防ぐ弁があり、リンパ液は一定の方向に流れます。「ポンプがない」「骨格筋の収縮が流れを助ける」「弁で逆流を防ぐ」をまとめて覚えましょう。
FAQ
リンパ液はどのようにしてリンパ管に入るのですか?
組織液の一部がリンパ管に入り、リンパ液になります。組織液は、血漿の一部が毛細血管から組織に出たものです。
組織液の一部がリンパ管に入り、リンパ液になります。組織液は、血漿の一部が毛細血管から組織に出たものです。
リンパ液の流れが血流より緩やかなのはなぜですか?
リンパ系には心臓のようなポンプの働きをする器官がないためです。主に骨格筋の収縮によって流れます。
リンパ系には心臓のようなポンプの働きをする器官がないためです。主に骨格筋の収縮によって流れます。
関連キーワード: リンパ液、リンパ管、リンパ節、骨格筋、組織液、血漿

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