戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 中国・四国 問28


問題文

泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 腎臓では、血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ上で重要な役割を担う。 b 女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。 c 腎小体と尿細管とで構成する腎臓の基本的な機能単位をボウマン嚢という。 d 副腎は、左右の腎臓の下部にそれぞれ附属し、皮質と間質と髄質の3層構造からなる。

選択肢

1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正

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泌尿器系の基本構造【登録販売者解説】

正解の理由

腎臓は血液や血圧の維持に関わり、副腎は腎臓の上部にある2層構造の器官です。
正しい組合せは2です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「泌尿器系」です。

解法ステップ

  1. aの「血液の量と組成」「血圧を一定範囲内に保つ」に注目します。これは腎臓の働きに関する記述です。
  2. bの「女性は尿道が短い」と「膀胱まで感染を生じやすい」のつながりを確認します。
  3. cでは「腎臓の基本的な機能単位」と「ボウマン嚢」が同じものかを見ます。
  4. dでは、副腎の位置が腎臓の「上部」か「下部」か、構造が「2層」か「3層」かを確認します。

選択肢別の誤答解説

記述ごとの確認

  • a 正しい
    腎臓は血液中の老廃物を取り除くだけでなく、水分や電解質の排出を調節します。その働きによって血液の量や組成が保たれ、血圧を一定範囲内に保つことにも役立ちます。
  • b 正しい
    女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したときに膀胱まで感染を生じやすいとされています。
  • c 誤り
    腎小体(じんしょうたい)と尿細管(にょうさいかん)からなる腎臓の基本的な機能単位を、ボウマン嚢(のう)とするのは誤りです。ボウマン嚢は、腎小体を構成する部分の名称であり、腎小体と尿細管を合わせた機能単位の名称ではありません。
  • d 誤り
    ×「腎臓の下部」→ ○「腎臓の上部」
    ×「皮質と間質と髄質の3層構造」→ ○「皮質と髄質の2層構造」
    副腎は左右の腎臓の上部にあり、皮質(ひしつ)と髄質(ずいしつ)からなる器官です。

組合せの確認

  • 選択肢1は、a・b・dは正しく整理できていますが、cを「正」としている点が誤りです。
  • 選択肢3は、aを「正」とする点は合っていますが、bを「誤」、cを「正」、dを「正」としている点が誤りです。
  • 選択肢4は、bを「正」とする点は合っていますが、aを「誤」、cを「正」、dを「正」としている点が誤りです。
  • 選択肢5は、bを「正」、cを「誤」とする点は合っていますが、aを「誤」、dを「正」としている点が誤りです。

よくある誤解

  • ボウマン嚢を腎臓の機能単位そのものと覚えるのは誤りです。腎小体や尿細管との関係を含めて整理しましょう。
  • 副腎の位置を腎臓の下部と取り違えることがあります。「副腎」は腎臓の上部にある、と覚えます。
  • 「皮質・間質・髄質」のように、正しい用語に別の語を加えて層の数を変える書き換えに注意します。手引きでは、皮質と髄質の2層構造です。

補足コラム

腎臓では、血液中の老廃物などが腎小体で濾過(ろか)されて原尿となり、尿細管で水分や電解質などの一部が再吸収されます。こうして老廃物が濃縮され、余分な水分や電解質とともに尿になります。
また、腎臓には、骨髄での赤血球の産生を促すホルモンを分泌したり、ビタミンDを活性型に転換したりする働きもあります。

FAQ

Q. 尿は体の中をどの順番で通りますか?
A. 腎臓で作られた尿は、尿管を通って膀胱にたまり、尿道を通って体外に排泄されます。
Q. 副腎は腎臓の一部ですか?
A. 腎臓に附属していますが、腎臓そのものではありません。左右の腎臓の上部にそれぞれあります。

関連キーワード: 腎臓、腎小体、尿細管、ボウマン嚢、副腎、尿道
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