登録販売者 2019年 中国・四国 問30
問題文
鼻及び耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
b 副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
c 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。
d 中耳は、聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:正、b:誤、c:正、d:正
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鼻・耳の構造【登録販売者解説】
正解の理由
鼻では「粘液と線毛による排出」、耳では「外耳・中耳・内耳の構成」を区別します。
2は、a・b・cが正しく、dが誤りという組合せです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の鼻と耳の構造に関する記述が根拠です。
解法ステップ
- aは「鼻中隔の前部」「毛細血管が豊富」「粘膜が薄い」という、鼻出血を起こしやすい理由の組合せを確認します。
- bは、粒子が「粘液に捉えられ」「線毛の働き」で鼻腔内へ排出される流れを見ます。
- cは、外耳を構成する部分が「耳介」と「外耳道」かを確認します。
- dは、蝸牛と前庭が「中耳」か「内耳」かを見分けます。ここが誤りです。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 鼻中隔(びちゅうかく)の前部は毛細血管が豊富で、粘膜も薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい部分です。
- b 正しいです。 副鼻腔(ふくびくう)に入った埃などの粒子は、粘液に捉えられ、線毛(せんもう)の働きによって鼻腔内へ排出されます。
- c 正しいです。 外耳は、側頭部から突出した耳介(じかい)と、耳介で集めた音を鼓膜(こまく)まで伝える外耳道(がいじどう)からなります。
- d 誤りです。 ×「中耳」→ ○「内耳」
蝸牛(かぎゅう)は聴覚器官、前庭(ぜんてい)は平衡器官で、どちらも内耳にあります。中耳は鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなります。
よくある誤解
- 蝸牛と前庭が耳の中にあるため、まとめて中耳と考えてしまうことがあります。両者は内耳の構造です。
- bでは「副鼻腔に入った粒子」という主語を見落としがちです。問題文の排出の流れは正しく、副鼻腔と鼻腔のつながりがポイントです。
- cの「外耳道」が鼓膜まで音を伝える点と、「耳介」が音を集める点を入れ替えないようにしましょう。
補足コラム
耳の区分は、構成する部位をセットで覚えると整理しやすくなります。
- 外耳:耳介・外耳道
- 中耳:鼓膜・鼓室・耳小骨・耳管
- 内耳:蝸牛・前庭
中耳の耳小骨は、鼓膜の振動を増幅して内耳へ伝えます。
FAQ
Q. 前庭は音を感じる器官ですか?
A. 前庭は平衡器官です。水平・垂直方向の加速度や体の回転、傾きを感知します。音を感じる器官は蝸牛です。
A. 前庭は平衡器官です。水平・垂直方向の加速度や体の回転、傾きを感知します。音を感じる器官は蝸牛です。
Q. 鼻腔と副鼻腔はつながっていますか?
A. はい。副鼻腔は鼻腔と細い管でつながっています。その管が狭いため、鼻腔の粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなります。
A. はい。副鼻腔は鼻腔と細い管でつながっています。その管が狭いため、鼻腔の粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなります。
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