登録販売者 2019年 中国・四国 問34
問題文
交感神経系が活発になっているときに効果器に及ぼす作用のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
【効果器】 【作用】
a 目 瞳孔収縮
b 肝臓 グリコーゲンの合成
c 心臓 心拍数増加
d 胃 血管の収縮
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)
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交感神経の効果器作用【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:交感神経が活発なときは、瞳孔散大・心拍数増加・胃の血管収縮が起こり、肝臓ではグリコーゲンが分解されます。
正しい組合せは5(c、d)です。各記述は、aが誤り、bが誤り、cが正しい、dが正しいとなります。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の自律神経系による効果器への作用です。効果器とは、神経からの指令を受けて働く臓器や器官のことです。
解法ステップ
- 目の作用は、交感神経が「瞳孔を散大」させるか「収縮」させるかを確認します。
- 肝臓では、交感神経が「グリコーゲンの分解」と「合成」のどちらに働くかを確認します。
- 心臓の「心拍数増加」と、胃の「血管の収縮」は、交感神経の作用として判断します。
- 正しいc・dを含み、誤りのa・bを含まない組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 目:瞳孔収縮 — 誤り
交感神経が活発になると、瞳孔は散大します。瞳孔収縮は副交感神経の作用です。問題文は、交感神経と副交感神経の作用を入れ替えています。 -
b 肝臓:グリコーゲンの合成 — 誤り
交感神経が活発なとき、肝臓ではグリコーゲンが分解され、ブドウ糖が放出されます。グリコーゲンの合成は副交感神経側の作用です。 -
c 心臓:心拍数増加 — 正しい
交感神経は心拍数を増加させます。緊張や活動に備えて、心臓の働きを高める作用です。 -
d 胃:血管の収縮 — 正しい
交感神経は胃の血管を収縮させます。胃の血管への作用と、胃の運動や分泌への作用は、分けて覚えましょう。
誤答の組合せの確認
- 1(a、b):誤りのa・bを含み、正しいc・dを含みません。
- 2(a、d):正しいdは含みますが、誤りのaを含み、正しいcを含みません。
- 3(b、c):正しいcは含みますが、誤りのbを含み、正しいdを含みません。
- 4(b、d):正しいdは含みますが、誤りのbを含み、正しいcを含みません。
よくある誤解
- 瞳孔の作用を逆に覚える:交感神経は瞳孔散大、副交感神経は瞳孔収縮です。
- 肝臓の「貯蔵」と「放出」を混同する:交感神経が活発なときは、グリコーゲンを分解してブドウ糖を放出します。
- 胃の血管と胃の働きを混同する:この問題のdは、胃の血管に対する作用を問うています。
補足コラム
効果器の作用は、交感神経と副交感神経を対比すると整理しやすくなります。
FAQ
交感神経と副交感神経は、いつも片方だけが働くのですか?
通常は両方が効果器を支配し、互いに反対の方向に働いて調節します。一方が活発なときは、もう一方の活動が抑えられます。
通常は両方が効果器を支配し、互いに反対の方向に働いて調節します。一方が活発なときは、もう一方の活動が抑えられます。
関連キーワード: 自律神経系、交感神経、副交感神経、効果器、グリコーゲン

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