登録販売者 2019年 中国・四国 問37
問題文
医薬品の剤形に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。
b 顆粒剤は粒の表面がコーティングされているため、噛み砕いて服用する必要がある。
c カプセル剤は、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人がいるため、原材料としてゼラチンが使用されることはない。
d 貼付剤は、適用部位に有効成分が一定時間留まるため、薬効の持続が期待できる。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
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医薬品の剤形【登録販売者解説】
正解の理由
口腔内崩壊錠は水なしで服用でき、顆粒剤は噛み砕かず、カプセル剤にはゼラチンが使われることがあり、貼付剤は薬効の持続が期待できます。
正しい組合せは5です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の剤形の特徴です。
解法ステップ
- 「口の中の唾液で溶ける」「水なしで服用できる」は、口腔内崩壊錠の特徴と一致します。aは正しいと判断します。
- 「顆粒剤は噛み砕く必要がある」は、噛み砕かずに服用するという注意と反対です。bは誤りです。
- 「ゼラチンが使用されることはない」は、「使用されることがある」と反対です。cは誤りです。
- 「貼付剤は成分が一定時間留まる」は、薬効の持続が期待できる特徴と一致します。組合せは次のように絞れます。
選択肢別の誤答解説
- a 正しいです。 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶けるよう工夫されています。そのため、水なしで服用できます。
- b 誤りです。 ×「噛み砕いて服用する必要がある」→ ○「噛み砕かずに水などで食道に流し込む」です。顆粒剤は小さな粒状の剤形で、粒の表面がコーティングされているものもあります。
- c 誤りです。 ×「原材料としてゼラチンが使用されることはない」→ ○「ゼラチンはカプセルの原材料として広く用いられている」です。ゼラチンにアレルギーがある人は使用を避けるなどの注意が必要です。
- d 正しいです。 貼付剤は皮膚に貼り付けて使います。有効成分が適用部位に一定時間留まるため、薬効の持続が期待できます。一方で、適用部位にかぶれなどを起こすこともあります。
よくある誤解
- **「顆粒剤はコーティングされているから噛み砕く」**と考えないようにしましょう。コーティングされているものもあるため、噛み砕かずに服用します。
- **「アレルギーの原因になる原材料は使われない」**とは限りません。ゼラチンはカプセルに広く使われていますが、アレルギーへの注意が必要です。
- 貼付剤の「薬効が持続する」という特徴だけを覚え、かぶれなどの副作用もあり得る点を見落とさないようにしましょう。
補足コラム
口の中で使う錠剤にも、飲み方の違いがあります。口腔内崩壊錠は唾液で溶かして飲み込む剤形です。一方、チュアブル錠は口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用します。どちらも水なしで服用できますが、使い方は同じではありません。
FAQ
カプセル剤は水なしで服用できますか?
水なしで服用すると、ゼラチンが喉や食道に貼り付くことがあります。手引きでは、適切な量の水またはぬるま湯とともに服用するとされています。
水なしで服用すると、ゼラチンが喉や食道に貼り付くことがあります。手引きでは、適切な量の水またはぬるま湯とともに服用するとされています。
関連キーワード: 口腔内崩壊錠、顆粒剤、カプセル剤、ゼラチン、貼付剤

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