登録販売者 2019年 中国・四国 問38
問題文
ショック(アナフィラキシー)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品によるショックは、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では起きる可能性が低い。
b 発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴である。
c 一般に、顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白等の複数の症状が現れる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤
2:a:誤、b:正、c:誤
3:a:誤、b:正、c:正(正解)
4:a:誤、b:誤、c:誤
5:a:正、b:誤、c:正
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ショック(アナフィラキシー)【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:以前に同じ医薬品でアレルギーを起こした人は、ショックが起きる可能性が高く、発症後は急速に進行します。
3の組合せでは、aは誤り、bとcは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「全身的に現れる副作用」です。ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種です。
解法ステップ
- aの「可能性が低い」に注目します。以前に同じ医薬品で蕁麻疹(じんましん)などを起こした人は、起きる可能性が高いとされています。
- bの「通常、2時間以内に急変する」は、手引きにある発症後の進行の特徴と一致します。
- cは、紅潮や皮膚の痒み、浮腫(むくみ)、吐きけなど、複数の症状が現れるという内容です。
- aを誤り、b・cを正しいと判断し、その組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
記述a
×「起きる可能性が低い」→ ○「起きる可能性が高い」
以前にその医薬品で蕁麻疹などのアレルギーを起こしたことがある人は、ショックが起きる可能性が高いとされています。「以前に起こしたことがある人は、次は起こりにくい」と逆に覚えないようにしましょう。 -
記述b
発症後の進行が非常に速やかで、通常、2時間以内に急変することが特徴です。したがって正しい記述です。 -
記述c
顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、むくみ、吐きけ、顔面蒼白など、複数の症状が現れることがあります。したがって正しい記述です。
組合せを照らすと、選択肢1はa・c、選択肢2はc、選択肢4はb・c、選択肢5はa・bの正誤が合いません。a誤・b正・c正の組合せは3です。
よくある誤解
- 「以前にアレルギーを起こした人は、原因に慣れて起こりにくくなる」と考えてしまう誤りです。この問題では、同じ医薬品によるアレルギーの既往がある人は、起きる可能性が高いとされています。
- 「2時間以内」は、症状が必ず2時間続くという意味ではありません。発症後の進行が速やかで、通常2時間以内に急変するという特徴を表しています。
- cにある症状がすべて必ず現れる、と読み替えないようにしましょう。手引きは「複数の症状が現れる」としています。
補足コラム
ショックは急速に悪化することがあり、対応が遅れると、チアノーゼや呼吸困難などを生じることがあります。手引きでは、直ちに救急救命処置が可能な医療機関を受診する必要があるとされています。
なお、薬疹(やくしん)は医薬品の使用後1〜2週間で起きることが多い一方、ショックは発症後の進行が非常に速やかな点が特徴です。症状の現れ方や進行の速さを区別して覚えましょう。
FAQ
ショックでは、挙げられた症状がすべてそろうのですか?
いいえ。手引きは、挙げられた症状など「複数の症状が現れる」としています。すべての症状が必ずそろう、という意味ではありません。
いいえ。手引きは、挙げられた症状など「複数の症状が現れる」としています。すべての症状が必ずそろう、という意味ではありません。
関連キーワード: ショック、アナフィラキシー、即時型アレルギー、蕁麻疹、副作用

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