戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 中国・四国 問39


問題文

偽アルドステロン症に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
体内に( a )と水が貯留し、体から( b )が失われることによって生じる病態である。 ( c )からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。 主な症状に、手足の脱力、( d )、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等があり、病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等が生じる。

選択肢

1:ナトリウム、カリウム、副腎皮質、血圧低下
2:カリウム、ナトリウム、副腎髄質、血圧低下
3:ナトリウム、カリウム、副腎髄質、血圧上昇
4:カリウム、ナトリウム、副腎皮質、血圧上昇
5:ナトリウム、カリウム、副腎皮質、血圧上昇(正解)

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偽アルドステロン症【登録販売者解説】

正解の理由

ナトリウムと水がたまり、カリウムが失われ、血圧が上昇します。
正しい組合せは 5 です。(a)はナトリウム、(b)はカリウム、(c)は副腎皮質、(d)は血圧上昇です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)」第2章「人体の働きと医薬品」の「偽アルドステロン症」に、この病態と主な症状が記されています。

解法ステップ

  1. 「体内に貯留するもの」と「体から失われるもの」に注目します。ナトリウムと水がたまり、カリウムが失われます。
  2. アルドステロンを分泌する場所を確認します。副腎の皮質から分泌されます。
  3. ナトリウムと水が体内にたまると、血圧は上昇する方向に働きます。「血圧低下」とする選択肢は除外できます。

選択肢別の誤答解説

記述ごとの確認

  • a:ナトリウム 塩分(ナトリウム)と水が体内にたまります。「カリウムがたまる」とするのは、体から失われる物質との取り違えです。
  • b:カリウム カリウムが体から失われます。ナトリウムと水の貯留、カリウムの喪失をセットで覚えましょう。
  • c:副腎皮質 アルドステロンは副腎皮質から分泌されます。副腎髄質では、アドレナリンやノルアドレナリンが作られます。
  • d:血圧上昇 ナトリウムと水が体内にたまることで、血圧が上昇します。主な症状の一つとして手足の脱力とともに挙げられています。

選択肢の組合せ

  • 1:aのナトリウム、bのカリウム、cの副腎皮質は合っています。×(d)血圧低下 → ○ 血圧上昇
  • 2:aのカリウム・bのナトリウムは逆です。cの副腎髄質も誤りで、アルドステロンの分泌元は副腎皮質です。dの血圧低下も誤りで、正しくは血圧上昇です。
  • 3:aのナトリウム、bのカリウム、dの血圧上昇は合っています。×(c)副腎髄質 → ○ 副腎皮質
  • 4:cの副腎皮質とdの血圧上昇は合っています。×(a)カリウム → ○ ナトリウム、×(b)ナトリウム → ○ カリウム

よくある誤解

  • ナトリウムとカリウムを逆にする:体内にたまるのはナトリウム、体から失われるのはカリウムです。
  • 副腎皮質と副腎髄質を混同する:アルドステロンは副腎皮質から分泌されます。
  • 血圧の上下を取り違える:ナトリウムと水の貯留に結び付けて、血圧上昇と判断します。

補足コラム

副腎皮質から分泌されるアルドステロンには、体内に塩分と水を保ち、カリウムの排泄を促す働きがあります。この働きに似た状態が、アルドステロンの分泌が増えていないのに起きるため、「偽」アルドステロン症と呼ばれます。
症状には、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦怠感(けんたいかん)、むくみ(浮腫(ふしゅ))などがあります。病態が進むと、筋力低下や痙攣(けいれん)などが生じることがあります。

FAQ

Q. カンゾウは偽アルドステロン症と関係しますか?
A. 関係します。カンゾウに含まれるグリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を起こすおそれがあります。
Q. 副腎髄質では、何が作られますか?
A. 自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが作られます。アルドステロンの分泌元である副腎皮質とは、働きが異なります。

関連キーワード: 偽アルドステロン症、ナトリウム、カリウム、副腎皮質、アルドステロン、カンゾウ
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