登録販売者 2019年 中国・四国 問56
問題文
店舗販売業者が遵守すべき事項等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 薬剤師、登録販売者又は一般従事者であることが容易に判別できるよう、その店舗に勤務する者に名札をつけさせなければならない。
b 医薬品の購入の履歴、ホームページの利用の履歴等の情報に基づき、自動的に特定の医薬品の購入を勧誘する方法により、医薬品を広告することができる。
c 医薬品の直接の容器又は直接の被包に表示された使用の期限を超過した医薬品を、正当な理由なく販売してはならない。
d 特定販売の届出を行えば、医薬品をインターネットで競売に付すことができる。
選択肢
1:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
5:a:誤、b:正、c:正、d:正
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店舗販売業者の遵守事項【登録販売者解説】
正解の理由
名札で従事者を区別し、期限超過品の販売と不適正な勧誘広告、競売による販売を防ぎます。
正しい組合せは4です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第4章「薬事関係法規・制度」の店舗販売業者の遵守事項です。
解法ステップ
- aの「名札」は、薬剤師・登録販売者・一般従事者を見分けるためのものです。まず、従事者を区別する措置が必要だと押さえます。
- bの「購入履歴などに基づく自動勧誘」は、広告の禁止事項に当たるため、bは誤りです。
- cの「正当な理由なく使用期限を超過した医薬品を販売しない」は、定められたルールどおりです。
- dは「特定販売の届出」と「競売」を分けて考えます。特定販売を行う場合でも、競売は禁止されています。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
店舗販売業者は、薬剤師、登録販売者、一般従事者のどれに当たるかが分かるよう、従事者に名札を付けさせるなどの措置を講じます。 -
b 誤り
×「購入履歴やホームページの利用履歴に基づき、自動的に購入を勧誘する広告をしてよい」→ ○「そのような方法で医薬品を広告してはならない」
購入履歴やホームページの利用履歴などから、特定の医薬品を自動的に勧める広告は禁止されています。 -
c 正しい
店舗販売業者は、医薬品の直接の容器や直接の被包に表示された使用期限を超過した医薬品を、正当な理由なく販売してはなりません。 -
d 誤り
×「特定販売の届出を行えば、医薬品を競売に付すことができる」→ ○「店舗販売業者は、医薬品を競売に付してはならない」
特定販売の届出をしても、競売の禁止がなくなるわけではありません。
選択肢ごとの正誤を照らすと、次のとおりです。
- 選択肢1:aを誤としている点が違います。aは正しい記述です。
- 選択肢2:cを誤、dを正としている点が違います。cは正しく、dは誤りです。
- 選択肢3:bを正、cを誤としている点が違います。bは誤り、cは正しい記述です。
- 選択肢5:aを誤、bを正、dを正としている点が違います。aは正しく、bとdは誤りです。
よくある誤解
- 「特定販売」はインターネットなどを使った販売方法のことですが、届出をすれば競売もできる、という意味ではありません。
- bは「広告できる」と書かれていますが、購入履歴などに基づく自動勧誘は、使用が不適正になるおそれのある広告方法として禁止されています。
- cは「正当な理由なく」という条件を含みます。「期限を超過した医薬品は、どのような場合も販売できない」と条件を広げて覚えないようにしましょう。
補足コラム
特定販売を行う場合のルールと、競売の禁止は別の規定です。販売方法に関する届出や条件を満たしても、店舗販売業者が医薬品を競売に付すことはできません。
FAQ
Q. 名札には、名前だけを表示すればよいのですか?
A. この問題で問われているのは、従事者が薬剤師、登録販売者、一般従事者のどれに当たるかを容易に判別できるようにすることです。
A. この問題で問われているのは、従事者が薬剤師、登録販売者、一般従事者のどれに当たるかを容易に判別できるようにすることです。
Q. 競売の禁止は、店舗販売業者だけに関係するルールですか?
A. 手引きでは、薬局開設者にも医薬品を競売に付してはならないとされています。
A. 手引きでは、薬局開設者にも医薬品を競売に付してはならないとされています。
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