戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2019年 中国・四国 問65


問題文

かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:麻黄湯は、体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまりに適すとされる。
2:葛根湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされる。
3:小柴胡湯は、体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適すとされる。
4:柴胡桂枝湯は、体力中等度以上で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされる。(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

かぜに用いる漢方処方製剤【登録販売者解説】

正解の理由

麻黄湯(まおうとう)・葛根湯(かっこんとう)・小柴胡湯(しょうさいことう)の特徴と、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)の体力区分を区別します。
誤っている記述は4です。症状や適応として挙げられている内容は小青竜湯のものですが、手引きでは小青竜湯は「体力中等度又はやや虚弱」の人に適するとされています。「体力中等度以上」とする記述は誤りです。また、この記述は小青竜湯の特徴を柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)のものとして述べています。根拠は第3章「主な医薬品とその作用」です。『試験問題の作成に関する手引き』では、各処方の体力区分と特徴的な症状を合わせて確認します。

解法ステップ

  1. 1の「体力充実」「寒気」「汗が出ていない」に注目します。麻黄湯の記述と合います。
  2. 2の「感冒の初期」「汗をかいていない」に注目します。葛根湯の記述と合います。
  3. 3の「脇腹からみぞおちの苦しさ」「口の苦味」「舌の白苔」は、小柴胡湯の特徴です。
  4. 4の「うすい水様の痰」「鼻水」は小青竜湯の手がかりです。さらに、体力区分が「中等度以上」となっている点を確認します。

選択肢別の誤答解説

  • 1:正しい記述です。麻黄湯は、体力が充実した人のかぜのひきはじめに用いられます。寒気や発熱、頭痛、咳、身体のふしぶしの痛みがあり、汗が出ていないことが特徴です。
  • 2:正しい記述です。葛根湯は、体力中等度以上の人の感冒の初期などに用いられます。「汗をかいていないもの」という手がかりも合っています。
  • 3:正しい記述です。小柴胡湯は、体力中等度の人で、脇腹からみぞおちにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味がある場合などに用いられます。舌に白苔(はくたい:舌につく白い苔状のもの)があることも特徴です。
  • 4:誤りです。うすい水様の痰を伴う咳や鼻水、気管支炎、鼻炎などは、小青竜湯の特徴です。小青竜湯の体力区分は「体力中等度又はやや虚弱」です。
    ×「体力中等度以上」→ ○「体力中等度又はやや虚弱」

よくある誤解

  • 症状が合っていても、処方名や体力区分が違えば誤りです。 4は、小青竜湯の特徴を別の処方名に結びつけ、さらに体力区分も変えています。
  • 「中等度」を含む体力区分を同じものと考えないようにしましょう。 「中等度以上」と「中等度又はやや虚弱」は、別の表現です。

補足コラム

選択肢に登場した処方は、体力区分と特徴的な手がかりをセットで整理しましょう。
  • 麻黄湯:体力充実。かぜのひきはじめ、寒気、発熱、汗が出ていない。
  • 葛根湯:体力中等度以上。感冒の初期、汗をかいていない。
  • 小柴胡湯:体力中等度。脇腹からみぞおちの苦しさ、食欲不振、口の苦味。
  • 小青竜湯:体力中等度又はやや虚弱。うすい水様の痰を伴う咳や鼻水。

FAQ

「うすい水様の痰」は、小青竜湯を見分ける目印ですか?
はい。小青竜湯は、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水がある場合に用いられる処方です。一方、麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、痰が切れにくい咳や、のどの乾燥感などが目印になります。

関連キーワード: 麻黄湯、葛根湯、小柴胡湯、小青竜湯、体力区分、漢方処方製剤
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について