戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 中国・四国 問68


問題文

眠気を促す薬とその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、慢性的に不眠症状がある人を対象とするものであり、一時的な睡眠障害の緩和に用いられるものではない。 b ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。 c 飲酒とともにジフェンヒドラミン塩酸塩を含む催眠鎮静薬を服用すると、その薬効や副作用が増強するおそれがあるため、服用時には飲酒をさける必要がある。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正
2:a:誤、b:正、c:正(正解)
3:a:誤、b:正、c:誤
4:a:正、b:誤、c:誤
5:a:正、b:正、c:正

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睡眠改善薬の対象と注意【登録販売者解説】

正解の理由

抗ヒスタミン成分の睡眠改善薬は一時的な睡眠障害向け、妊娠中のブロモバレリル尿素と飲酒併用は避けます。
2の組合せは、aが誤り、bとcが正しいため適切です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)』第3章「主な医薬品とその作用」の「眠気を促す薬」にあります。

解法ステップ

  1. aの「慢性的に不眠症状がある人」と「一時的な睡眠障害」の対象が逆になっていないか確認します。
  2. bは、ブロモバレリル尿素について、妊婦への注意が示されているかを見ます。
  3. cは、ジフェンヒドラミン塩酸塩を含む薬と飲酒の併用で、薬効や副作用が増強するおそれがあるかを確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a:誤り
    ×「慢性的に不眠症状がある人を対象」「一時的な睡眠障害には用いない」
    → ○「一時的な睡眠障害の緩和に用いられる」「慢性的に不眠症状がある人を対象とするものではない」
    抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、寝つきが悪い、眠りが浅いといった一時的な睡眠障害に用いるものです。慢性的な不眠症状がある人や、医療機関で不眠症と診断された人を対象とするものではありません。
  • b:正しい
    ブロモバレリル尿素は、胎児に障害を引き起こす可能性があります。そのため、妊婦または妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきです。
  • c:正しい
    飲酒とともにジフェンヒドラミン塩酸塩を含む催眠鎮静薬を服用すると、薬効や副作用が増強するおそれがあります。服用時には飲酒を避ける必要があります。
組合せの確認
  • 選択肢1(a正・b誤・c正):aとbの正誤が異なります。
  • 選択肢3(a誤・b正・c誤):cの正誤が異なります。
  • 選択肢4(a正・b誤・c誤):a・b・cのすべての正誤が異なります。
  • 選択肢5(a正・b正・c正):aの正誤が異なります。
  • 2は、a誤・b正・c正で各記述の正誤が一致します。

よくある誤解

  • 「慢性的な不眠にも使う」と対象を広げてしまう:この問題では、一時的な睡眠障害と慢性的な不眠症状の対象の違いがポイントです。
  • 妊婦への注意を、抗ヒスタミン成分だけの話だと思う:この問題のbは、ブロモバレリル尿素についての注意です。
  • 飲酒による影響を薬効だけと考える:cでは、薬効だけでなく副作用も増強するおそれが問われています。

補足コラム

ブロモバレリル尿素とアリルイソプロピルアセチル尿素は、脳の興奮を抑える鎮静成分です。少量でも眠気を催しやすく、反復して摂取すると依存を生じることが知られています。また、これらの成分を含む医薬品を使用した後は、乗物や危険を伴う機械類の運転操作を避ける必要があります。

FAQ

ジフェンヒドラミン塩酸塩は、どのように眠気を促しますか?
ヒスタミンは、脳で覚醒の維持や調節に関わっています。ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン成分としてヒスタミンの働きを抑えるため、眠気を促します。
生薬成分のみの鎮静薬も、服用時に飲酒を避ける必要がありますか?
手引きでは、生薬成分のみからなる鎮静薬や漢方処方製剤について、飲酒を避けることとはされていません。ただし、アルコールが睡眠の質を低下させ、医薬品の効果を妨げることがあります。

関連キーワード: 睡眠改善薬、抗ヒスタミン成分、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ブロモバレリル尿素、飲酒との相互作用
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