登録販売者 2019年 中国・四国 問73
問題文
以下の漢方処方製剤のうち、咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられ、構成生薬としてマオウを含むものはどれか。
選択肢
1:半夏厚朴湯
2:麦門冬湯
3:柴朴湯
4:五虎湯(正解)
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五虎湯とマオウ【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:咳止め・去痰に用いる漢方処方のうち、マオウを含むのは五虎湯(ごことう)です。
4が正解です。半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、柴朴湯(さいぼくとう)、五虎湯は、いずれも咳を鎮めたり、痰を出しやすくしたりする目的で用いられます。その中で、構成生薬としてマオウを含むものが五虎湯です。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」の咳止め・痰を出しやすくする薬に関する項目です。
解法ステップ
- まず、問われているのは「咳止めに用いるか」ではなく、「マオウを含むか」だと確認します。
- 選択肢はすべて咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる処方なので、用途だけでは絞れません。
- 構成生薬に注目し、マオウを含む五虎湯を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1: 半夏厚朴湯
咳にも用いられる漢方処方製剤ですが、マオウを含む処方ではありません。体力中等度を目安とし、気分がふさぎ、のどや食道に異物感があるときなどに用いられます。 -
2: 麦門冬湯
咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられますが、マオウを含む処方ではありません。構成生薬のバクモンドウには、鎮咳・去痰などの作用が期待されます。 -
3: 柴朴湯
咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられますが、マオウを含む処方ではありません。体力中等度で、気分がふさぎ、のどや食道に異物感があるときなどに用いられます。 -
4: 五虎湯
咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられ、構成生薬にマオウを含みます。したがって、設問の条件に当てはまります。
よくある誤解
- 咳止めに使われる処方なら、どれもマオウを含むと思い込むことがあります。用途が同じでも、構成生薬は処方ごとに異なります。
- 「咳止め・去痰」という用途だけで選び、設問が尋ねている「マオウを含むか」を見落とすことがあります。
- 漢方処方名が似た働きを示していても、処方の構成生薬まで同じとは限りません。
補足コラム
マオウを含む漢方処方は、咳止めの処方に限りません。手引きには、かぜの症状の緩和に用いられる処方の例として、麻黄湯(まおうとう)、葛根湯(かっこんとう)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)も挙げられています。処方名と用途だけで判断せず、「構成生薬としてマオウを含む」という知識を別に整理しましょう。
FAQ
Q. 漢方処方製剤は、副作用が少ないと考えてよいですか?
A. いいえ。漢方処方製剤でも重い副作用が起きることがあり、体質や症状に合わない処方では症状の悪化や副作用につながることがあります。
A. いいえ。漢方処方製剤でも重い副作用が起きることがあり、体質や症状に合わない処方では症状の悪化や副作用につながることがあります。
関連キーワード: 五虎湯、マオウ、漢方処方製剤、咳止め、去痰、構成生薬

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