登録販売者 2019年 中国・四国 問80
問題文
瀉下薬に配合される生薬とその基原の関係が正しいものの組み合わせはどれか。
【生薬名】 【基原】
a センナ - マメ科のチンネベリセンナ又はアレキサンドリアセンナの根茎
b ジュウヤク - ドクダミ科のドクダミの花期の地上部
c アロエ - ユリ科のキダチアロエの葉から得た液汁を乾燥したもの
d ケンゴシ - ヒルガオ科のアサガオの種子
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
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生薬の基原【登録販売者解説】
正解の理由
センナは小葉、ジュウヤクは花期の地上部、アロエはケープアロエ等の葉の液汁、ケンゴシはアサガオの種子が基原です。
正しい記述は b・d なので、組合せは 4 です。a・cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の瀉下薬に関する項目です。
解法ステップ
- 生薬と基原の組合せでは、植物の種類だけでなく「どの部分を使うか」に注目します。
- センナは「小葉」、ジュウヤクは「花期の地上部」と確認します。
- アロエは「葉から得た液汁」、ケンゴシは「アサガオの種子」と確認し、正しい記述の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
× センナの「根茎」→ ○「小葉」
センナは、マメ科のチンネベリセンナ又はアレキサンドリアセンナの小葉を基原とする生薬です。「根茎(こんけい)」は、根のように見える地下の茎のことです。 -
b:正しい
ジュウヤクは、ドクダミ科のドクダミの花期の地上部を基原とする生薬です。植物名だけでなく、「花期の地上部」という部分も押さえましょう。 -
c:誤り
× アロエの「キダチアロエ」→ ○「ケープアロエ等」
アロエは、ユリ科のケープアロエ等の葉から得た液汁を乾燥したものを基原とします。キダチアロエやアロエ・ベラは、手引きで示される生薬アロエの基原植物とは別種です。 -
d:正しい
ケンゴシは、ヒルガオ科のアサガオの種子を基原とする生薬です。
組合せごとに見ると、(a、b)は誤りのaを含み、(a、d)もaを含みます。(b、c)は誤りのcを含み、(c、d)もcを含みます。したがって、正しい記述だけを含む組合せは(b、d)です。
よくある誤解
- 生薬名と植物名が合っているだけで、基原まで正しいと思い込むことがあります。植物の「根・葉・種子」など、使う部位まで確認しましょう。
- アロエは身近な植物名のイメージで判断しがちです。生薬としてのアロエの基原と、観葉植物などのキダチアロエを混同しないようにします。
- 「根茎」は植物の地下部を指すため、センナの基原に結びつけてしまうことがあります。センナは「小葉」と覚えます。
補足コラム
瀉下薬(しゃげやく)は、排便を促す薬です。手引きでは、センナは大腸を刺激する成分に関係する生薬として扱われています。基原を問う問題では、作用とあわせて「生薬名・植物名・使う部分」をひとまとまりで覚えると、選択肢の入れ替えに気づきやすくなります。
FAQ
Q. 「花期の地上部」とは、どの部分ですか?
A. 花が咲く時期の、地上に出ている部分を指します。ジュウヤクの基原を問われたら、この表現まで確認しましょう。
A. 花が咲く時期の、地上に出ている部分を指します。ジュウヤクの基原を問われたら、この表現まで確認しましょう。
Q. キダチアロエはアロエの生薬に使われないのですか?
A. 手引きでは、観葉植物として栽培されるキダチアロエや食用に用いられるアロエ・ベラは、生薬アロエの基原植物とは別種とされています。
A. 手引きでは、観葉植物として栽培されるキダチアロエや食用に用いられるアロエ・ベラは、生薬アロエの基原植物とは別種とされています。
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