戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 中国・四国 問93


問題文

外皮用薬に用いられるステロイド性抗炎症成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 主なステロイド性抗炎症成分として、デキサメタゾン、プレドニゾロン酢酸エステル、インドメタシン等がある。 b ステロイド性抗炎症成分であるウフェナマートは、副作用として、刺激感、熱感、乾燥感が現れることがある。 c 末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示し、細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染(みずむし・たむし等の白癬症、にきび、化膿症状)等の副作用が現れることがある。 d ステロイド性抗炎症成分をコルチゾンに換算して1g又は1mL中0.025mgを超えて含有する製品では、特に長期連用を避ける必要がある。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)

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外皮用薬のステロイド性抗炎症成分【登録販売者解説】

正解の理由

ステロイド成分は皮膚の炎症を抑えますが、ウフェナマートやインドメタシンは非ステロイド性抗炎症成分です。
正しい記述は 5 の組合せで、aは誤り、bは誤り、cは正しい、dは正しいです。根拠は、手引き『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「皮膚に用いる薬」です。

解法ステップ

  1. aの成分名を確認します。「インドメタシン」は非ステロイド性抗炎症成分なので、ステロイド性抗炎症成分の例として並べられている点が誤りです。
  2. bは「ウフェナマート」と「ステロイド性」の組合せに注目します。副作用の説明が合っていても、成分の分類が違えば記述全体は誤りです。
  3. cは「末梢組織の免疫機能を低下させる」という作用と、皮膚感染などの副作用がつながっているかを確認します。
  4. dは「コルチゾンに換算」「0.025mg」「長期連用を避ける」の数値と注意を確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a
    × インドメタシン等をステロイド性抗炎症成分としている → ○ 非ステロイド性抗炎症成分
    デキサメタゾンやプレドニゾロン酢酸エステルなどとともに、インドメタシンもステロイド性の成分として挙げています。しかし、インドメタシンは非ステロイド性抗炎症成分です。成分名の分類を問う書き換えに注意してください。
  • b
    × ウフェナマートをステロイド性抗炎症成分としている → ○ 非ステロイド性抗炎症成分
    刺激感、熱感、乾燥感が現れることがあるという副作用の説明は合っています。ただし、ウフェナマートは非ステロイド性抗炎症成分です。副作用だけを見て正しいと判断しないようにしましょう。
  • c
    ステロイド性抗炎症成分は、末梢組織、つまり患部の局所で免疫機能を低下させることがあります。そのため、細菌や真菌などによる皮膚感染が起こることがあります。白癬症(はくせんしょう)は、みずむし・たむしなどの皮膚感染症です。この記述は正しい内容です。
  • d
    ステロイド性抗炎症成分をコルチゾンに換算し、1gまたは1mL中に0.025mgを超えて含む製品では、特に長期連用を避ける必要があります。この記述も正しい内容です。
正しい組合せは(c、d)です。誤答の組合せは、それぞれ次の記述を含む点で異なります。
  • (a、b):a・bを含み、c・dを含みません。
  • (a、c):aを含み、dを含みません。
  • (b、c):bを含み、dを含みません。
  • (b、d):bを含み、cを含みません。

よくある誤解

  • 副作用が合っていれば、記述全体も正しいと思い込むことがあります。bは副作用の説明が合っていても、成分の分類が誤りです。
  • 抗炎症成分はすべてステロイド性と考えないようにしましょう。インドメタシンやウフェナマートは非ステロイド性です。
  • 数値問題では、単位や「超えて」の有無を読み飛ばしやすいです。dは「1g又は1mL中0.025mgを超えて」がポイントです。

補足コラム

ステロイド性抗炎症成分は、炎症を抑える一方で、局所の免疫機能を低下させることがあります。そのため、水痘(すいとう)、みずむし、たむし、化膿(かのう)している患部では、症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要があります。

FAQ

Q. ステロイド性抗炎症成分は、長く使うほど効果が高まりますか?
A. 長期間にわたる使用は適切ではありません。外皮用薬では、コルチゾン換算の含有量に関する長期連用の注意も押さえておきましょう。
Q. 皮膚感染への注意は、外皮用薬以外にも関係しますか?
A. ステロイド性抗炎症成分を含む口腔内の薬や痔の薬にも、それぞれ使用上の留意点があります。外皮用薬の注意を、そのまま別の薬の使用方法に当てはめないことが大切です。

関連キーワード: ステロイド性抗炎症成分、非ステロイド性抗炎症成分、ウフェナマート、インドメタシン、皮膚感染、長期連用
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