戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 中国・四国 問97


問題文

ビタミン成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間にビタミンAを1日10000国際単位以上摂取した妊婦から生まれた新生児において先天異常の割合が低下したとの報告がある。(正解)
2:ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。
3:ビタミンB6は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。
4:ビタミンEは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素である。

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ビタミン成分【登録販売者解説】

正解の理由

ビタミンAを妊娠初期に過剰摂取すると、先天異常の割合が上昇したとの報告があります。
1は「先天異常の割合が低下した」としているため、誤りです。手引きでは、妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間にビタミンAを1日10,000国際単位以上摂取した妊婦から生まれた新生児で、先天異常の割合が上昇したとの報告があるとされています。したがって、誤っているものを選ぶ本問では1が正解です。
2〜4は、ビタミンB1・B6・Eの働きについての記述で、いずれも正しい内容です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」です。

解法ステップ

  1. ビタミンAの記述では、「先天異常の割合が低下」に注目します。
  2. 手引きの内容は「先天異常の割合が上昇」です。「低下」と反対になっているため、この記述が誤りだと判断できます。
  3. 残る記述は、ビタミンB1・B6・Eそれぞれの働きと照らし合わせます。

選択肢別の誤答解説

  • 1:誤り
    × 先天異常の割合が「低下」→ ○ 先天異常の割合が「上昇」
    妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間に、ビタミンAを1日10,000国際単位以上摂取した場合についての記述です。「低下」ではなく「上昇」と報告されています。
  • 2:正しい
    ビタミンB1は、炭水化物からエネルギーを生み出すのに不可欠です。また、神経の正常な働きを維持する作用があります。
  • 3:正しい
    ビタミンB6は、タンパク質の代謝に関与します。皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持にも重要です。
  • 4:正しい
    ビタミンEは、体内の脂質を酸化から守る抗酸化作用を持ち、細胞の活動を助けます。

よくある誤解

  • 「上昇」と「低下」のような反対語を見落とし、数値や対象者だけで正誤を判断してしまうことがあります。
  • 10,000国際単位という数値だけを覚え、報告された結果の向きを逆にしてしまうのは典型的なひっかけです。
  • ビタミンが体に必要な栄養素だからといって、多く摂るほどよいとは限りません。脂溶性ビタミンは、過剰摂取による過剰症にも注意が必要です。

補足コラム

ビタミンAは、夜間視力や皮膚・粘膜の機能を保つために重要です。一方、野菜などに含まれるβ-カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変わるため、ビタミンAそのものとは区別して覚えましょう。

FAQ

一般用医薬品のビタミンAの上限と、10,000国際単位の報告はどう違いますか?
手引きでは、一般用医薬品におけるビタミンAの1日分量の上限は4,000国際単位とされています。10,000国際単位以上は、妊娠初期に摂取した場合の先天異常に関する報告に出てくる数値であり、安全な摂取量の目安を示すものではありません。

関連キーワード: ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンE、β-カロテン、脂溶性ビタミン
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