登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問11
問題文
高齢者に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。
選択肢
1:持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の治療の妨げとなる場合がある。
2:一般に生理機能が衰えつつあるので、若年時と比べて副作用が生じるリスクは低くなる。(正解)
3:医薬品の飲み忘れを起こしやすい傾向があり、家族の理解や協力も含めた、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。
4:医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、誤嚥を誘発しやすくなるので注意が必要である。
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高齢者の副作用リスク【登録販売者解説】
正解の理由
高齢者は副作用のリスクが一般に高まる一方、その程度には個人差があります。
誤っているものを選ぶ問題で、誤りは2です。各選択肢を確認すると、1・3・4は正しく、2は誤りです。手引きの第1章「小児、高齢者等への配慮」では、高齢者は一般に生理機能が衰え、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなるとされています。
解法ステップ
- 「若年時と比べて」に注目します。高齢者と若年者を比較する記述です。
- リスクが「低くなる」という方向が正しいかを確認します。手引きでは、一般に副作用のリスクは高くなるとされています。
- 「飲み忘れ」「口渇による誤嚥」など、高齢者への配慮として手引きに記載された内容と照らし合わせます。
選択肢別の誤答解説
- 1:正しいです。 高齢者は持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用が基礎疾患の治療の妨げとなる場合があります。
- 2:誤りです。
×「副作用が生じるリスクは低くなる」→ ○「副作用を生じるリスクが高くなる」
高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に肝臓や腎臓の機能が低下していると、医薬品の作用が強く現れやすくなります。 - 3:正しいです。 高齢者は医薬品の飲み忘れなどを起こしやすい傾向があります。家族や周囲の人の理解・協力も含め、安全に使用するための配慮が重要になることがあります。
- 4:正しいです。 医薬品の副作用で口渇が起こることがあり、その場合、誤嚥(ごえん:食べ物などが誤って気管に入ること)を誘発しやすくなるため注意が必要です。
よくある誤解
- 「高齢になると副作用のリスクが低くなる」と、加齢による生理機能の変化を反対向きに覚えてしまうことがあります。
- 高齢者全員のリスクが同じように高まるわけではありません。年齢だけではリスクの程度を一概に判断できず、個人差があります。
- 「口渇」は口の乾きだけの問題と考えがちですが、誤嚥につながる場合がある点も押さえましょう。
補足コラム
高齢者では、喉の筋肉が衰えて飲み込む力が弱まる場合もあります。内服薬を喉に詰まらせやすいことや、口渇によって誤嚥を起こしやすくなることも、安全使用のために知っておきたいポイントです。
FAQ
高齢者の目安は何歳以上ですか?
医薬品の使用上の注意では、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としています。
医薬品の使用上の注意では、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としています。
65歳以上であれば、誰でも同じ程度に副作用のリスクが高いのですか?
いいえ。基礎体力や生理機能の衰えの程度には個人差があり、年齢だけでリスクの程度を一概に判断することは難しいとされています。
いいえ。基礎体力や生理機能の衰えの程度には個人差があり、年齢だけでリスクの程度を一概に判断することは難しいとされています。
関連キーワード: 高齢者、生理機能、副作用リスク、基礎疾患、飲み忘れ、口渇、誤嚥

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