登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問113
問題文
医薬品の適正使用のための啓発活動に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 登録販売者には、薬剤師とともに、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のための啓発活動に積極的に参加、協力することが期待されている。
b 「薬と健康の週間」は、医薬品の持つ特質など正しい知識を生活者に浸透させるために、国、自治体、関係団体等が取り組んでいる。
c 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を推進するため、国、自治体、関係団体等が取り組んでいる。
d 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚せい剤、大麻等)によってのみ引き起こされるのではなく、一般用医薬品によっても生じ得る。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
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医薬品適正使用の啓発活動【登録販売者解説】
正解の理由
啓発活動は、登録販売者も参加・協力し、一般用医薬品の乱用防止も含めて正しい知識を広めます。
正しい組合せは5です。記述は a:正、b:正、c:正、d:正 です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の啓発活動に関する項目です。
解法ステップ
- aは「登録販売者には」「積極的に参加、協力」が期待されているかを確認します。
- bは「薬と健康の週間」の目的と、取り組む主体が国・自治体・関係団体等であることを見ます。
- cは「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」と「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の結びつきを確認します。
- dは「違法薬物によってのみ」という限定があるかに注目します。一般用医薬品でも乱用や依存が生じ得るため、dは正しい記述です。
選択肢別の誤答解説
記述ごとの確認
-
a:正しいです。
登録販売者は、薬剤師とともに一般用医薬品の販売等に従事する専門家です。セルフメディケーションの適切な普及や医薬品の適正使用を進める啓発活動に、積極的に参加・協力することが期待されています。 -
b:正しいです。
「薬と健康の週間」は、医薬品の特質や使用・取扱いについて正しい知識を生活者に広め、保健衛生の維持向上に役立てるための活動です。国、自治体、関係団体等が広報活動やイベントを行います。 -
c:正しいです。
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を推進するための活動です。国、自治体、関係団体等が取り組みます。 -
d:正しいです。
薬物乱用や薬物依存は、麻薬や覚せい剤などの違法薬物だけでなく、一般用医薬品によっても生じ得ます。「違法薬物のみ」と対象を限定していない点が重要です。
組合せの確認
- 選択肢1は、a・b・cを正、dを誤としています。dも正しいため、dの判定が異なります。
- 選択肢2は、a・b・dを正、cを誤としています。cも正しいため、cの判定が異なります。
- 選択肢3は、a・c・dを正、bを誤としています。bも正しいため、bの判定が異なります。
- 選択肢4は、b・c・dを正、aを誤としています。aも正しいため、aの判定が異なります。
- 選択肢5は、a〜dのすべてを正としており、正しい組合せです。
よくある誤解
-
「薬物乱用・依存は違法薬物だけの問題」と考える誤り
「のみ」と対象を限定する書き換えに注意してください。一般用医薬品も乱用や依存の原因になり得ます。 -
「薬と健康の週間」と「ダメ。ゼッタイ。」普及運動を取り違える誤り
前者は医薬品についての正しい知識を広める活動、後者は「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」の普及と薬物乱用防止を進める活動です。 -
啓発活動の対象者を登録販売者から薬剤師だけに入れ替える誤り
登録販売者も、薬剤師とともに参加・協力することが期待されています。
補足コラム
「薬と健康の週間」は毎年10月17日から23日までです。一方、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は毎年6月20日から7月19日まで実施されます。期間と目的をセットで覚えると、二つの活動を区別しやすくなります。
FAQ
「薬と健康の週間」は、医療用医薬品だけが対象ですか?
いいえ。医薬品の特質や使用・取扱いについて、生活者に正しい知識を広く伝える活動です。
いいえ。医薬品の特質や使用・取扱いについて、生活者に正しい知識を広く伝える活動です。
「薬物依存」と「依存性」は同じ意味ですか?
同じではありません。依存性は、物質が依存を形成する性質を指します。薬物依存は、ある薬物の精神的な作用を体験するために、その薬物を連続的、あるいは周期的に摂取することへの強迫(欲求)を常に伴っている行動等によって特徴づけられる精神的・身体的な状態を指します。
同じではありません。依存性は、物質が依存を形成する性質を指します。薬物依存は、ある薬物の精神的な作用を体験するために、その薬物を連続的、あるいは周期的に摂取することへの強迫(欲求)を常に伴っている行動等によって特徴づけられる精神的・身体的な状態を指します。
関連キーワード: 薬と健康の週間、ダメ。ゼッタイ。普及運動、セルフメディケーション、薬物乱用、薬物依存

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