登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問114
問題文
一般用医薬品の使用上の注意における主な成分と「次の人は使用(服用)しないこと」の関係の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
[主な成分] [次の人は使用(服用)しないこと]
a カフェイン 激しい腹痛又は吐き気・嘔吐の症状がある人
b 芍薬甘草湯 高血圧の診断を受けた人
c プソイドエフェドリン塩酸塩 糖尿病の診断を受けた人
d スクラルファート 透析療法を受けている人
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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使用上の注意と対象成分【登録販売者解説】
正解の理由
カフェイン=胃液分泌を促進、プソイドエフェドリン塩酸塩=糖尿病の人は使用を避ける、スクラルファート=透析療法中の人は使用しないことです。
正しい組合せは4で、aは誤り、bは誤り、cは正しく、dは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等」です。
正しい組合せは4で、aは誤り、bは誤り、cは正しく、dは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「主な使用上の注意の記載とその対象成分・薬効群等」です。
解法ステップ
- aの「激しい腹痛又は吐き気・嘔吐(おうと)」に注目します。この注意は、カフェインではなく、ヒマシ油が配合された瀉下薬(しゃげやく)に関するものです。
- bは「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」と「高血圧」の組合せが、「使用しないこと」に当たるかを確認します。
- cのプソイドエフェドリン塩酸塩は、糖尿病の診断を受けた人も使用を避ける成分です。
- dのスクラルファートは、透析療法を受けている人が使用しない対象です。ここまでで正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
× カフェイン → ○ ヒマシ油が配合された瀉下薬
激しい腹痛や吐き気・嘔吐がある場合、急性腹症(急な腹痛を伴う状態)の可能性があります。ヒマシ油が配合された瀉下薬は、症状を悪化させるおそれがあるため使用しないこととされています。カフェインは胃液の分泌を促し、胃潰瘍の症状を悪化させるおそれがある成分です。 -
b 誤り
芍薬甘草湯と「高血圧の診断を受けた人」は、この問題の「使用しないこと」に当たる組合せではありません。漢方処方名と、注意が必要な人の組合せを入れ替えたひっかけです。 -
c 正しい
プソイドエフェドリン塩酸塩は交感神経を刺激します。糖尿病の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあるため、使用を避ける必要があります。 -
d 正しい
スクラルファートはアルミニウムを含む成分です。透析療法を受けている人では、アルミニウムが体内にたまるおそれがあるため、使用しないこととされています。
各組合せの確認
- 1:a・b・c・dのすべてが正しい組合せと異なります。
- 2:aとdが異なります。aは誤り、dは正しい記述です。
- 3:aとcが異なります。aは誤り、cは正しい記述です。
- 5:dが異なります。透析療法を受けている人は、スクラルファートを使用しない対象です。
- 4:a・bが誤り、c・dが正しい組合せです。
よくある誤解
- 「激しい腹痛や吐き気・嘔吐」という症状だけを覚えて、関係する成分をカフェインと結び付けてしまうことがあります。成分名と対象者・症状をセットで覚えましょう。
- プソイドエフェドリン塩酸塩の注意対象から、糖尿病だけを抜かしてしまうことがあります。高血圧や心臓病などとともに、糖尿病も確認します。
- 「使用しないこと」と「使用前に相談すること」を同じ意味として扱わないようにしましょう。設問で問われている注意の区分も確認が必要です。
補足コラム
プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経を刺激する成分です。手引きでは、心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人や、前立腺肥大による排尿困難がある人について、症状を悪化させるおそれがあるとしています。成分の働きと注意対象をまとめて覚えると、別の組合せ問題にも対応しやすくなります。
FAQ
「使用しないこと」と「相談すること」は、どう見分けますか?
使用上の注意に書かれた区分をそのまま確認します。「相談すること」の対象者を、設問が問う「使用しないこと」の対象者として選ばないようにしましょう。
使用上の注意に書かれた区分をそのまま確認します。「相談すること」の対象者を、設問が問う「使用しないこと」の対象者として選ばないようにしましょう。
関連キーワード: カフェイン、芍薬甘草湯、プソイドエフェドリン塩酸塩、スクラルファート、使用上の注意

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