登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問118
問題文
一般用医薬品の使用上の注意に関する記述について、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と添付文書に記載されているものを一つ選べ。
選択肢
1:インドメタシン
2:コデインリン酸塩水和物(正解)
3:スクラルファート
4:アスピリン
5:グリチルリチン酸二カリウム
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乗物等の運転操作の禁止【登録販売者解説】
正解の理由
コデインリン酸塩水和物=「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」の対象成分です。
2のコデインリン酸塩水和物は、せきを抑える鎮咳(ちんがい)成分です。添付文書にこの運転操作の注意を記載する成分として、手引きに挙げられています。
根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の使用上の注意です。
解法ステップ
- 問われているのは、成分の効能ではなく、添付文書の「服用後、運転操作をしないこと」という注意の対象です。
- 選択肢のうち、コデインリン酸塩水和物がかぜ薬・鎮咳去痰薬に使われる成分であることを確認します。
- この注意の対象成分として挙げられているため、コデインリン酸塩水和物を選びます。
選択肢別の誤答解説
- インドメタシン:外用鎮痛消炎薬に用いられる成分です。手引きでは「長期連用しないこと」の注意に挙げられていますが、今回の運転操作に関する注意の対象成分ではありません。
- コデインリン酸塩水和物:せきを抑える鎮咳成分です。手引きで、服用後の運転操作を避ける注意の対象として挙げられているため、2が該当します。
- スクラルファート:胃の薬に用いられる成分ですが、今回の運転操作に関する注意の対象成分としては挙げられていません。
- アスピリン:解熱鎮痛薬に用いられる成分ですが、今回の注意の対象成分として挙げられているものではありません。
- グリチルリチン酸二カリウム:炎症を和らげる目的で用いられる成分です。運転操作に関する注意ではなく、手引きでは大量摂取による偽アルドステロン症などに関連する注意が説明されています。
よくある誤解
- せき止めの成分なら、すべて運転操作禁止の対象だと思う:注意の対象は成分ごとに確認します。せき止め薬に配合される成分すべてが、この注意の対象とは限りません。
- 成分の副作用に関する注意と、添付文書の定型的な注意を混同する:この問題は、個々の症状や副作用を問うのではなく、特定の注意文が記載される成分を問うています。
- インドメタシンも「使用上の注意」があるので該当すると考える:インドメタシンにも注意はありますが、手引きで挙げられているのは「長期連用しないこと」です。注意文の種類を見分けましょう。
補足コラム
この運転操作に関する注意の対象には、抗ヒスタミン成分のほか、コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩なども挙げられています。成分名だけでなく、どの薬効群で使われ、どの注意文と結び付くかをセットで覚えると、類似問題に対応しやすくなります。
FAQ
「運転操作をしないこと」とある場合、必ず眠気が起こるという意味ですか?
いいえ。注意は、服用後に運転操作をすると重大な事故につながるおそれがあるために示されるものです。すべての人に同じ症状が必ず起こるという意味ではありません。
関連キーワード: コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩、鎮咳成分、運転操作、使用上の注意

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