登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問15
問題文
一般用医薬品の役割に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 重篤な疾病に伴う症状を改善する。
b 生活習慣病等の疾病に伴う症状の発現を予防する。(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る。)
c 生活の質(QOL)を改善する。
d 健康状態を自己検査する。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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一般用医薬品の役割【登録販売者解説】
正解の理由
一般用医薬品の役割は、軽度な症状の改善や予防、QOLの改善、健康状態の自己検査などです。
正しい組合せは、3です。aは誤り、b・c・dは正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)』第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の、一般用医薬品の役割です。
解法ステップ
- aの「重篤な疾病」に注目します。一般用医薬品の役割は、重篤な疾病に伴う症状の改善ではありません。
- bは「科学的・合理的に効果が期待できるものに限る」という条件も含め、手引きに示された役割です。
- cのQOLの改善と、dの健康状態の自己検査も、一般用医薬品の役割に含まれます。
- 各記述を照らすと、a誤・b正・c正・d正の組合せである3が当てはまります。1はa・b・d、2はa・b・c、4はc、5はbの正誤が異なります。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「重篤な疾病に伴う症状を改善する」→ ○「軽度な疾病に伴う症状の改善」
一般用医薬品は、医療機関で治療を受けるほどではない体調の不調や、軽度な症状への対処を目的とします。 -
b
生活習慣病等の疾病に伴う症状の発現予防は、一般用医薬品の役割に含まれます。ただし、効果が科学的・合理的に期待できるものに限られます。 -
c
QOL(生活の質)の改善・向上は、一般用医薬品の役割の一つです。 -
d
健康状態の自己検査も、一般用医薬品の役割の一つです。自己検査によって健康状態を把握し、必要に応じて受診につなげることが目的です。
よくある誤解
- 「疾病に伴う症状を改善する」なら、重篤な疾病でもよいと考えないようにしましょう。一般用医薬品の役割は、軽度な症状への対処が基本です。
- bの条件を見落とさないことが大切です。予防なら何でも対象になるのではなく、科学的・合理的に効果が期待できるものに限られます。
- 自己検査は、病気を確定診断することと同じではありません。「健康状態の自己検査」という役割として覚えましょう。
補足コラム
一般用医薬品の役割は、症状の改善や予防のほか、健康の維持・増進、その他の保健衛生も含めて整理できます。ただし、症状が重い場合に一般用医薬品で対処することは、一般用医薬品の役割に照らして適切とはいえません。
FAQ
Q. QOLとは、どのような意味ですか?
A. 「生活の質」を指します。病気や症状だけでなく、日常生活の過ごしやすさや満足度も含む考え方です。
A. 「生活の質」を指します。病気や症状だけでなく、日常生活の過ごしやすさや満足度も含む考え方です。
関連キーワード: 一般用医薬品の役割、軽度な疾病、生活習慣病、QOL、健康状態の自己検査

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