戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問26


問題文

解熱鎮痛薬の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群や中毒性表皮壊死融解症、喘息を生じることがある。 b アスピリン喘息は、解熱鎮痛成分の中でもアスピリン特有の副作用である。 c サリチル酸系解熱鎮痛成分は、ライ症侯群の発生が示唆されている。 d 基礎疾患がなければ、解熱鎮痛薬を長期連用しても、副作用は生じない。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)

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解熱鎮痛薬の副作用【登録販売者解説】

正解の理由

解熱鎮痛薬では、重篤な副作用の種類、アスピリン喘息の対象、長期連用の注意を区別します。
正しい組合せは 2(a、c)です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の解熱鎮痛成分に関する記述です。

解法ステップ

  1. aの「重篤な副作用」として挙げられた内容が、解熱鎮痛成分に共通するものかを確認します。
  2. bの「アスピリン特有」という限定表現に注目します。アスピリン以外でも起こる可能性があるかが判断のポイントです。
  3. cの「発生が示唆されている」と、dの「基礎疾患がなければ」「副作用は生じない」を、手引きの表現と照らし合わせます。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しいです。 化学的に合成された解熱鎮痛成分では、まれに重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)、中毒性表皮壊死融解症(ちゅうどくせいひょうひえしゆうかいしょう)、喘息などが生じることがあります。
  • b:誤りです。
    ×「アスピリン特有の副作用」→ ○「他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある」
    アスピリン喘息はアスピリンだけに限られる副作用ではありません。
  • c:正しいです。 サリチル酸系解熱鎮痛成分では、ライ症候群の発生が示唆されています。「示唆されている」という手引きの表現を押さえましょう。
  • d:誤りです。
    ×「基礎疾患がなければ、長期連用しても副作用は生じない」→ ○「基礎疾患がない場合でも、長期連用は避けるべき」
    長期間使用すると、自覚症状がないまま臓器の障害が進行するおそれがあります。
選択肢の組合せで確認すると、1は誤りのbを含み、正しいcを含みません。3は誤りのb・dを含み、正しいa・cを含みません。4は誤りのdを含み、正しいaを含みません。したがって、a・cの組合せである2が適切です。

よくある誤解

  • 「アスピリン喘息」という名前から、アスピリンだけで起こると考えてしまうことがあります。名前と、原因となる成分の範囲は分けて覚えましょう。
  • 「基礎疾患がないなら安全」と考えるのは誤りです。長期連用による臓器障害は、自覚症状がないまま進行するおそれがあります。
  • 「発生が示唆されている」を「必ず発生する」と読み替えないようにしましょう。

補足コラム

サリチル酸系解熱鎮痛成分には、アスピリン、サザピリン、エテンザミド、サリチルアミドなどがあります。ライ症候群との関連を問われた場合は、「サリチル酸系」と「発生が示唆されている」を結び付けて判断します。

FAQ

Q. 「重篤な副作用」と書かれていたら、起こる頻度も高いという意味ですか?
A. いいえ。重篤さと発生頻度は別の観点です。手引きでは、これらの副作用は「まれに」生じるものとして記載されています。

関連キーワード: 解熱鎮痛成分、アスピリン喘息、サリチル酸系解熱鎮痛成分、ライ症候群、長期連用
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