登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問50
問題文
にきびと吹き出物の治療に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。
にきびは、最も一般的に生じる化膿性皮膚疾患である。その発生要因の一つとしては、老廃物がつまった毛穴の中で皮膚常在菌である( a )が繁殖することが挙げられる。
また、バシトラシンは、細菌の( b )を阻害することにより抗菌作用を示すことで、吹き出物の治療に使用される。
選択肢
1:アクネ菌、タンパク質合成
2:アクネ菌、細胞壁合成(正解)
3:黄色ブドウ球菌、DNA合成
4:黄色ブドウ球菌、細胞壁合成
5:白癬菌、タンパク質合成
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にきび・吹き出物の抗菌成分【登録販売者解説】
正解の理由
アクネ菌はにきびの要因、バシトラシンは細胞壁合成を阻害します。
2は、(a)が「アクネ菌」、(b)が「細胞壁合成」の組合せです。どちらも正しいため、正しい組合せです。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の、にきび・吹き出物の要因と抗菌成分の項目です。
解法ステップ
- (a)は、老廃物がつまった毛穴で繁殖する「皮膚常在菌」を問うています。にきびの要因となる菌名を確認します。
- (b)は、バシトラシンの作用を問うています。「細胞壁合成を阻害」と結びつけます。
- 「アクネ菌・細胞壁合成」の組合せを探します。菌名か作用機序のどちらかが違う選択肢は除外できます。
選択肢別の誤答解説
(a)はアクネ菌、(b)は細胞壁合成です。抗菌成分ごとに「何を阻害するか」が異なるため、菌名と作用機序を分けて確認しましょう。
-
選択肢1:アクネ菌・タンパク質合成
(a)のアクネ菌は正しいですが、(b)のタンパク質合成が誤りです。バシトラシンは細菌の細胞壁合成を阻害します。 -
選択肢3:黄色ブドウ球菌・DNA合成
(a)の黄色ブドウ球菌と、(b)のDNA合成の両方が誤りです。にきびの要因として問われているのはアクネ菌で、バシトラシンが阻害するのは細胞壁合成です。 -
選択肢4:黄色ブドウ球菌・細胞壁合成
(b)の細胞壁合成は正しいですが、(a)の黄色ブドウ球菌が誤りです。にきびの発生要因として、毛穴の中で繁殖する皮膚常在菌はアクネ菌です。 -
選択肢5:白癬菌・タンパク質合成
(a)の白癬菌と、(b)のタンパク質合成の両方が誤りです。白癬菌はこの問題で問われているにきびの要因の菌ではなく、バシトラシンの作用もタンパク質合成の阻害ではありません。
よくある誤解
-
アクネ菌と黄色ブドウ球菌を混同する
どちらも皮膚に関係する菌ですが、この問題でにきびの要因として問われているのはアクネ菌です。 -
抗菌成分の作用機序を取り違える
DNA合成、タンパク質合成、細胞壁合成は、別々の作用機序です。「抗菌作用がある」という共通点だけで判断しないようにしましょう。
補足コラム
抗菌成分は、阻害する働きとセットで覚えると、選択肢の入れ替えに気づきやすくなります。
FAQ
「皮膚常在菌」とは何ですか?
皮膚に通常存在する菌のことです。この問題では、毛穴の中でアクネ菌が繁殖することが、にきびの発生要因の一つとして示されています。
皮膚に通常存在する菌のことです。この問題では、毛穴の中でアクネ菌が繁殖することが、にきびの発生要因の一つとして示されています。
バシトラシンの作用は、菌の種類を覚えれば判断できますか?
この問題では、菌名ではなく「細胞壁合成を阻害する」という作用機序を覚えることがポイントです。
この問題では、菌名ではなく「細胞壁合成を阻害する」という作用機序を覚えることがポイントです。
関連キーワード: アクネ菌、バシトラシン、細胞壁合成、サルファ剤、タンパク質合成

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