登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問53
問題文
滋養強壮保健薬に含まれる成分とその特徴の記述について、正しい組合せを一つ選べ。
[成分] [特徴]
選択肢
1:ビタミンB2 夜間視力の維持や、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ作用がある。
2:ビタミンE 過剰摂取により、高カルシウム血症、異常石灰化を引き起こすことがある。
3:システイン 赤血球の形成に必須で、神経機能を正常に保つ作用がある。
4:アミノエチルスルホン酸(タウリン) 体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質である。(正解)
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滋養強壮保健薬の成分特徴【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:ビタミンAは夜間視力、ビタミンDは過剰摂取による高カルシウム血症、ビタミンB12は赤血球・神経、タウリンは細胞機能に関係します。
4は、アミノエチルスルホン酸(タウリン)が体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質であるという説明で、成分と特徴が正しく対応しています。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の滋養強壮保健薬に関する項目です。
解法ステップ
- 「夜間視力の維持」という特徴を見つけたら、ビタミンAと結び付けます。
- 「高カルシウム血症、異常石灰化」はビタミンDの過剰症として確認します。
- 「赤血球の形成」「神経機能」はビタミンB12の特徴です。
- 残る「体のあらゆる部分に存在し、細胞機能に重要」という説明がタウリンに当たるため、4を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:誤り
× ビタミンB2 → ○ ビタミンA
夜間視力の維持や、皮膚・粘膜の機能を正常に保つ働きは、手引きではビタミンAの特徴です。ビタミンB2に結び付けている点が誤りです。 -
2:誤り
× ビタミンE → ○ ビタミンD
過剰摂取による高カルシウム血症(こうカルシウムけっしょう)や異常石灰化(いじょうせっかいか)は、ビタミンDの過剰症です。ビタミンEは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける成分です。 -
3:誤り
× システイン → ○ ビタミンB12
赤血球の形成を助け、神経機能を正常に保つ働きは、ビタミンB12の特徴です。システインは、皮膚の新陳代謝やメラニンの排出などに関係する成分です。 -
4:正しい
アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、筋肉や脳、心臓、目、神経など体のあらゆる部分に存在します。細胞の機能が正常に働くために重要で、肝臓機能を改善する働きがあるとされています。
よくある誤解
- 成分名を知っていても、特徴と結び付けずに選ぶと、ビタミンA・D・B12の特徴を別の成分に入れ替えた書き換えに引っかかります。
- ビタミンEもビタミンDも「脂溶性ビタミン」ですが、過剰症として高カルシウム血症や異常石灰化が示されるのはビタミンDです。
補足コラム
ビタミンの特徴は、代表的なキーワードと組にして覚えると区別しやすくなります。
- ビタミンA:夜間視力、皮膚・粘膜
- ビタミンD:カルシウムの吸収、骨の形成、過剰症
- ビタミンE:脂質の酸化を防ぐ、血流の改善
- ビタミンB12:赤血球の形成、神経機能
FAQ
ビタミン主薬製剤とは何ですか?
1種類以上のビタミンを主薬とし、そのビタミンの有効性が期待される症状や、ビタミンの補給を目的とする内服薬です。
1種類以上のビタミンを主薬とし、そのビタミンの有効性が期待される症状や、ビタミンの補給を目的とする内服薬です。
関連キーワード: 滋養強壮保健薬、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB12、システイン、タウリン

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