登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問73
問題文
口腔粘膜からの吸収によって効果を発揮する医薬品として用いられている成分について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a ニコチン
b アスピリン
c ニトログリセリン
d アセトアミノフェン
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、d)
4:(c、d)
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口腔粘膜からの吸収【登録販売者解説】
正解の理由
ニコチン・ニトログリセリンは口腔粘膜から吸収、アスピリン・アセトアミノフェンは該当しません。
正しい組合せは2(a、c)です。aのニコチンとcのニトログリセリンが、口腔粘膜(こうくうねんまく)から吸収されて全身に作用します。bのアスピリンとdのアセトアミノフェンは、この用法の成分ではありません。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「内服以外の用法における粘膜からの吸収」です。
解法ステップ
- 「口腔粘膜から吸収される成分」を問う問題だと確認します。
- 「禁煙補助薬のニコチン」と「抗狭心症薬のニトログリセリン」を見つけます。どちらも口腔粘膜から吸収されます。
- 選択肢のうち、aとcの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a ニコチン:該当します。 禁煙補助薬には、口の中で噛むとニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収される製品があります。
- b アスピリン:該当しません。 解熱鎮痛成分です。口腔粘膜から吸収させて全身作用を現す成分として、ここで挙げられているものではありません。
- c ニトログリセリン:該当します。 抗狭心症薬として、舌下錠やスプレーが用いられます。有効成分が口腔粘膜から吸収され、全身に作用します。
- d アセトアミノフェン:該当しません。 解熱鎮痛成分です。口腔粘膜から吸収させる成分として、この問題の組合せには入りません。
よくある誤解
- 「口に入れて使う薬は、すべて口腔粘膜から吸収される」と考えるのは誤りです。口に含む使い方でも、成分や製品によって吸収される場所は異なります。
- アスピリンやアセトアミノフェンも口から服用する成分ですが、「口から飲むこと」と「口腔粘膜から吸収されること」は同じではありません。
補足コラム
口腔粘膜から吸収された成分は、消化管から吸収される場合と異なり、肝臓で最初に代謝されることなく全身に分布します。ニトログリセリンの舌下錠・スプレーと、ニコチンの口腔用製品をセットで覚えると整理しやすいです。
FAQ
ニコチンの口腔用製品は、ガムのように強く噛めばよいですか?
いいえ。手引きでは、唾液とともにニコチンを飲み込むのを避けるため、ゆっくり断続的に噛むとされています。
いいえ。手引きでは、唾液とともにニコチンを飲み込むのを避けるため、ゆっくり断続的に噛むとされています。
関連キーワード: 口腔粘膜吸収、ニコチン、ニトログリセリン、舌下錠、全身作用

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