登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問76
問題文
精神神経系に現れる副作用のうち、無菌性髄膜炎に関する記述について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 無菌性髄膜炎は、大部分はウイルスが原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等によって生じることもある。
b 医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
c 多くの場合、発症は緩やかで、頭痛、めまい、浮動感、不安定感の症状が現れる。
d 過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、d)
4:(c、d)
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無菌性髄膜炎【登録販売者解説】
正解の理由
無菌性髄膜炎は、発症原因や基礎疾患によるリスクに注目し、「急性発症」と「再発の可能性」も押さえます。
厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」では、a・bが正しく、c・dが誤りです。したがって、正しい組合せは1(a、b)です。
解法ステップ
- aの「ウイルスが原因」「マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等でも生じる」は、原因についての記述です。
- bの「基礎疾患がある人で発症リスクが高い」も、手引きにある内容です。
- cの「発症は緩やか」と、dの「再発することはない」に注目します。どちらも手引きの説明と異なります。
- a・bを含む組合せは1です。2はc、3はd、4はc・dを含むため選べません。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しい
無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)の大部分はウイルスが原因と考えられています。一方、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用などによって生じることもあります。 -
b:正しい
医薬品の副作用が原因となる場合、全身性エリテマトーデス(ぜんしんせいエリテマトーデス)、混合性結合組織病(こんごうせいけつごうそしきびょう)、関節リウマチなどの基礎疾患がある人では、発症リスクが高くなります。 -
c:誤り
×「発症は緩やか」→ ○「発症は急性」
多くの場合、首筋のつっぱりを伴う激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁などが現れます。「頭痛、めまい、浮動感、不安定感」は、ここで説明されている無菌性髄膜炎の症状ではありません。 -
d:誤り
×「再発することはない」→ ○「再発し、急激に症状が進行する場合がある」
過去に軽度の症状を経験した人でも、同じ医薬品を再度使用すると、再発することがあります。
よくある誤解
- 「緩やか」と「急性」の取り違えに注意します。無菌性髄膜炎は、多くの場合、急性に発症します。
- 「再発しない」という断定は誤りです。軽度の症状だったとしても、同じ医薬品の再使用で再発し、急激に進行する場合があります。
- 頭痛などの共通する症状だけで記述を正しいと判断せず、症状の組合せまで確認します。
補足コラム
「無菌性」は、髄液(ずいえき)から細菌・真菌が検出されないことを指します。無菌性髄膜炎の大部分はウイルスが原因と考えられていますが、医薬品の副作用も原因の一つです。
手引きでは、無菌性髄膜炎の症状が現れた場合、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止し、医師の診療を受ける必要があるとされています。
FAQ
Q. 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用で起こるものですか?
A. 医薬品の副作用でも生じますが、大部分はウイルスが原因と考えられています。
A. 医薬品の副作用でも生じますが、大部分はウイルスが原因と考えられています。
Q. めまいや体がふわふわする感じも、無菌性髄膜炎の特徴ですか?
A. この問題で示された手引きの記述では、無菌性髄膜炎の症状として挙げられていません。別の医薬品の副作用として現れることがある症状と混同しないようにしましょう。
A. この問題で示された手引きの記述では、無菌性髄膜炎の症状として挙げられていません。別の医薬品の副作用として現れることがある症状と混同しないようにしましょう。
関連キーワード: 無菌性髄膜炎、急性発症、基礎疾患、再発、医薬品の副作用

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