登録販売者 2020年 中国・四国 問108
問題文
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載しなければならない主な成分と、それにより乳児に懸念される症状の組み合わせとして、誤っているものはどれか。
【主な成分】 【懸念される症状】
選択肢
1:センノシド 下痢
2:ロートエキス 頻脈
3:テオフィリン 神経過敏
4:ジフェンヒドラミン塩酸塩 メトヘモグロビン血症(正解)
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授乳中の服用制限と乳児への影響【登録販売者解説】
正解の理由
センノシド=下痢、ロートエキス=頻脈、テオフィリン=神経過敏、ジフェンヒドラミン=昏睡です。
誤っている組合せは4です。ジフェンヒドラミン塩酸塩では、乳児に懸念される症状は「メトヘモグロビン血症」ではなく「昏睡」です。正しい組合せは、1〜3が正しく、4が誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、授乳中の使用上の注意です。
解法ステップ
- 「授乳中は服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」という注意と、乳児に起こる症状の組合せを確認します。
- センノシドは「下痢」、ロートエキスは「頻脈」と対応させます。
- テオフィリンは「神経過敏」、ジフェンヒドラミンは「昏睡」と対応させます。
- 「メトヘモグロビン血症」と結び付けられている4が、誤った組合せだと判断します。
選択肢別の誤答解説
-
1:センノシド―下痢
正しい組合せです。センノシドなどの成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を起こすおそれがあります。 -
2:ロートエキス―頻脈
正しい組合せです。ロートエキスを含む内服薬や痔用薬では、乳児に頻脈を起こすおそれがあります。 -
3:テオフィリン―神経過敏
正しい組合せです。テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬や鎮暈薬では、乳児に神経過敏を起こすことがあります。 -
4:ジフェンヒドラミン塩酸塩―メトヘモグロビン血症
誤った組合せです。ジフェンヒドラミンを含む成分では、乳児に昏睡を起こすおそれがあります。したがって、「メトヘモグロビン血症」とするこの組合せが誤りです。
よくある誤解
- 「ジフェンヒドラミン」と「メトヘモグロビン血症」を結び付けて覚える
この問題では、ジフェンヒドラミンの乳児への影響は「昏睡」です。成分名と症状をセットで覚えましょう。 - 症状を一つずつではなく、成分ごとに区別せず覚える
下痢・頻脈・神経過敏・昏睡は、対応する成分が異なります。成分と症状の組合せそのものが問われます。
補足コラム
「授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」という注意は、成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に影響するおそれがある場合に記載されます。症状の組合せは、次のように整理できます。
FAQ
授乳中の注意が記載された薬は、すべて同じ症状を起こすのですか?
いいえ。懸念される症状は成分によって異なります。試験では、成分と乳児への影響の組合せを個別に確認しましょう。
いいえ。懸念される症状は成分によって異なります。試験では、成分と乳児への影響の組合せを個別に確認しましょう。
「授乳中の人は相談すること」と「授乳を避けること」は同じですか?
同じではありません。前者は使用前に専門家への相談が必要な場合の注意で、後者は服用と授乳の両立を避けるよう記載する注意です。
同じではありません。前者は使用前に専門家への相談が必要な場合の注意で、後者は服用と授乳の両立を避けるよう記載する注意です。
関連キーワード: 授乳中の使用上の注意、乳汁移行、センノシド、ロートエキス、テオフィリン、ジフェンヒドラミン塩酸塩

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