戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2020年 中国・四国 問113


問題文

医薬品の安全対策に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 1961年に起こった薬害エイズ事件を契機として、医薬品の安全性に関する問題を世界共通のものとして取り上げる気運が高まり、1968年、世界保健機関(WHO)加盟各国を中心に、各国自らが医薬品の副作用情報を収集、評価する体制(WHO国際医薬品モニタリング制度)を確立することにつながった。 b 一般用医薬品には、承認後の使用成績等を製造販売業者等が集積し、厚生労働省へ提出する制度(再審査制度)は適用されていない。 c 2006年6月の薬事法改正による登録販売者制度の導入に伴い、登録販売者も医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられている。 d 1979年に創設された副作用・感染症報告制度において、医薬品等との関連が否定できない感染症に関する症例情報の報告や研究論文等について、製造販売業者等に対して国への報告義務を課している。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

市販後の安全対策制度【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:WHO制度の契機はサリドマイド薬害、登録販売者も報告制度の対象、一般用医薬品にも条件により再審査制度が適用されます。
5(c、d)が正しい組合せです。aは誤り、bも誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第5章「医薬品の適正使用・安全対策」にある、副作用情報の収集と企業からの報告制度です。

解法ステップ

  1. aの「薬害エイズ事件」と「1961年」を確認します。WHO国際医薬品モニタリング制度の契機と一致するかがポイントです。
  2. bは「一般用医薬品には適用されていない」という一律の否定に注目します。再審査制度の対象に一般用医薬品が含まれる場合があるかを確認します。
  3. cの「登録販売者も報告を行う医薬関係者」と、dの「製造販売業者等に国への報告義務」の記述を確認します。
  4. 正しいc・dを含む組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a
    ×「薬害エイズ事件」→ ○「サリドマイド薬害事件」
    WHO国際医薬品モニタリング制度の確立につながった契機は、1961年に起こったサリドマイド薬害事件です。薬害エイズ事件ではありません。
  • b
    ×「一般用医薬品には再審査制度は適用されていない」
    再審査制度は、一般用医薬品に一切適用されない制度ではありません。手引きでは、明らかに異なる有効成分が配合されたものについて、承認後の使用成績等を集積して提出する制度が適用されるとされています。
  • c
    登録販売者も、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づいて報告を行う医薬関係者として位置づけられています。問題文の記述は正しいです。
  • d
    1979年に制度化された副作用・感染症報告制度では、製造販売業者等に国への報告が求められています。医薬品等との関連が否定できない感染症に関する症例情報や研究論文等も、報告の対象に含まれます。問題文の記述は正しいです。
選択肢ごとに見ると、1は誤りのa・bを含み、正しいc・dを含みません。2は正しいcを含みますが、誤りのaを含み、dを含みません。3は正しいdを含みますが、誤りのaを含み、cを含みません。4は正しいdを含みますが、誤りのbを含み、cを含みません。したがって、正しいc・dを組み合わせた5が該当します。

よくある誤解

  • 「薬害エイズ」と「サリドマイド薬害」の取り違えに注意します。WHO制度の契機として問われるのは、1961年のサリドマイド薬害事件です。
  • 「一般用医薬品には適用されない」という一律の言い切りは誤りです。再審査制度は、一般用医薬品でも条件により適用されます。
  • 報告する人の範囲と、報告義務を負う事業者を混同しないようにします。登録販売者は医薬関係者として報告制度の対象であり、製造販売業者等にも別途、報告義務があります。

補足コラム

市販後の安全対策では、情報を集める仕組みと、その情報を評価して対策につなげる仕組みを分けて押さえましょう。副作用等の情報は、医薬関係者や製造販売業者等から集められ、評価を経て、注意喚起や製造・販売の中止、製品の回収などの安全対策に活用されます。

FAQ

Q. 登録販売者からの報告と、製造販売業者等からの報告は同じものですか?
A. どちらも安全性情報を集める仕組みですが、報告する立場が異なります。登録販売者は医薬関係者として、製造販売業者等は企業として報告制度に関わります。
Q. 再審査制度は、どの一般用医薬品にも一律に適用されますか?
A. 一律ではありません。手引きでは、対象となる医薬品の条件と、承認後に使用成績等を集積して提出する仕組みが示されています。

関連キーワード: WHO国際医薬品モニタリング制度、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度、副作用・感染症報告制度、再審査制度
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について