戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問29


問題文

骨格系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨の基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨髄、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。 b 骨の破壊(骨吸収)と修復(骨形成)は、骨が成長を停止するまで繰り返され、その後は行われない。 c 骨組織を構成する無機質は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の石灰質からなるが、それらのカルシウムが骨から溶け出すことはない。 d 関節とは、広義には骨と骨の連接全般を指すが、狭義には複数の骨が互いに運動できるように連結したものをいう。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:誤、c:正、d:正

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骨の構造と新陳代謝【登録販売者解説】

正解の理由

骨の新陳代謝は一生続き、骨からカルシウムが溶け出すこともあります。
正しい組合せは4です。各記述は、a:正、b:誤、c:誤、d:正です。根拠は、手引きの第2章「人体の働きと医薬品」の「骨格系」です。正式名称は「試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)」です。

解法ステップ

  1. aは「四組織」の内容が、骨の基本構造と一致しているかを確認します。
  2. bは「成長を停止するまで」という期間の限定に注目します。
  3. cは「カルシウムが骨から溶け出すことはない」という断定が正しいかを見ます。
  4. dは「広義」と「狭義」の定義を分けて判断します。狭義の関節は、骨同士が運動できるように連結したものです。

選択肢別の誤答解説

  • a:正
    骨の基本構造は、骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨の四組織です。問題文の説明と一致しています。
  • b:誤
    ×「骨が成長を停止するまで繰り返され、その後は行われない」→ ○「成長が停止した後も一生を通じて行われている」
    骨は成長後も、骨吸収(こつきゅうしゅう:骨が壊されること)と骨形成(こつけいせい:骨が修復されること)を繰り返します。
  • c:誤
    ×「カルシウムが骨から溶け出すことはない」→ ○「カルシウムが骨から溶け出し、ほぼ同量のカルシウムが骨に沈着する」
    骨からカルシウムが出ていく一方で、骨にはカルシウムが沈着します。この吸収と形成のバランスによって、一定の骨密度が保たれます。
  • d:正
    関節は、広い意味では骨と骨の連接全般を指します。狭い意味では、複数の骨が互いに運動できるように連結したものを指します。
組合せを照らすと、選択肢1はa・b、選択肢2はb・d、選択肢3はa・c・dの正誤が異なります。選択肢5はcを正としている点が異なります。a・b・c・dの正誤が一致するのは4です。

よくある誤解

  • 「成長が止まれば骨の働きも止まる」と考える
    成長後も骨吸収と骨形成は続きます。「一生を通じて」という点が重要です。
  • 骨にカルシウムが蓄えられることを、「骨から出ていかない」と読み替える
    骨はカルシウムを蓄えるだけでなく、骨から溶け出すこともあります。
  • 関節の広義と狭義を混同する
    「運動できるように連結」は、狭義の説明です。

補足コラム

骨の無機質は骨に硬さを与え、有機質(タンパク質や多糖体)は骨の強靱さを保ちます。「硬さ」と「強靱さ」を担うものを分けて覚えましょう。

FAQ

骨髄にはどのような働きがありますか?
骨髄では造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板がつくられ、体内に供給されます。

関連キーワード: 骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨、骨吸収、骨形成、骨密度
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