戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問30


問題文

筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 筋組織は、筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性が高い。 b 骨格筋は、その筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。 c 骨格筋の疲労は、乳酸の代謝に伴って生成するグリコーゲンが蓄積し、筋組織の収縮性が低下する現象である。 d 骨格筋と平滑筋は、自分の意識どおり動かすことができる随意筋である。

選択肢

1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正

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筋組織と腱・筋肉の分類【登録販売者解説】

正解の理由

筋組織の疲労は「グリコーゲンが減り、乳酸がたまる」、骨格筋は随意筋、平滑筋は不随意筋です。
正しい組合せは3です。記述は、aが誤、bが正、cが誤、dが誤です。根拠は、第2章「人体の働きと医薬品」の「筋組織」です。「試験問題の作成に関する手引き」では、筋組織や筋肉の種類、骨格筋の疲労について説明されています。

解法ステップ

  1. aでは、腱(けん)の伸縮性を表す語に注目します。「伸縮性が高い」という説明が適切かを確かめます。
  2. bでは、「横縞模様」と「骨格筋」の組合せを確認します。
  3. cでは、「乳酸」と「グリコーゲン」のどちらが蓄積するのか、どちらの代謝で生じるのかを見ます。
  4. dでは、骨格筋と平滑筋がどちらも随意筋なのかを確認します。確実な記述bが正しいため、bを誤としている選択肢は除けます。

選択肢別の誤答解説

  • a 誤り
    ×「伸縮性が高い」→ ○「伸縮性はあまりない」
    筋組織は筋細胞(筋線維)と、それらをつなぐ結合組織からできています。一方、腱は結合組織のみでできていますが、伸縮性はあまりありません。aを正としている選択肢1と4は、この点が誤りです。
  • b 正しい
    骨格筋は、顕微鏡で見ると横縞模様(横紋)が見られるため、横紋筋とも呼ばれます。bを誤としている選択肢2と4は、この点が誤りです。
  • c 誤り
    ×「乳酸の代謝に伴って生成するグリコーゲンが蓄積」→ ○「グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積」
    骨格筋の疲労では、運動を続けることでエネルギー源のグリコーゲンが減少し、乳酸が蓄積して、筋組織の収縮性が低下します。乳酸とグリコーゲンの関係が逆になっています。cを正としている選択肢2は、この点が誤りです。
  • d 誤り
    ×「骨格筋と平滑筋は、どちらも随意筋」→ ○「骨格筋は随意筋、平滑筋は不随意筋」
    随意筋とは、意識して動かせる筋肉です。骨格筋は随意筋ですが、平滑筋は意識的に動かすことができない不随意筋です。dを正としている選択肢1、2、5は、この点が誤りです。

よくある誤解

  • 乳酸がグリコーゲンに変わると思い込む
    この問題では、疲労の説明にある「グリコーゲン」と「乳酸」の順番が入れ替えられています。グリコーゲンが減り、乳酸が蓄積すると押さえましょう。
  • 「横紋筋」と「随意筋」を同じ意味だと思う
    骨格筋は横紋筋であり、随意筋でもあります。ただし、「横紋があるか」と「意識して動かせるか」は別の分類の観点です。
  • 腱は結合組織だからよく伸びると思う
    腱の材料が結合組織であることと、伸縮性の程度は別です。手引きでは、腱の伸縮性は「あまりない」とされています。

補足コラム

筋肉は、横縞模様の有無や意識して動かせるかどうかで整理すると覚えやすくなります。
筋肉の種類横縞模様意識して動かせるか
骨格筋ある動かせる(随意筋)
平滑筋ない動かせない(不随意筋)
心筋ある動かせない(不随意筋)

FAQ

心筋は横縞模様があるのに、なぜ随意筋ではないのですか?
横縞模様があるかどうかと、意識して動かせるかどうかは別の特徴だからです。心筋は横縞模様がありますが、自分の意識どおりには動かせない不随意筋です。

関連キーワード: 筋組織、骨格筋、平滑筋、心筋、横紋筋、随意筋、不随意筋、腱、グリコーゲン、乳酸
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