登録販売者 2020年 中国・四国 問35
問題文
以下の記述にあてはまる医薬品の剤形として、最も適するものはどれか。
この剤形は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。
選択肢
1:カプセル剤
2:散剤
3:トローチ
4:口腔内崩壊錠(正解)
5:クリーム剤
🔒 解説は解答すると表示されます
口腔内崩壊錠【登録販売者解説】
正解の理由
口腔内崩壊錠(こうくうないほうかいじょう)=唾液で速やかに溶け、水なしで服用できる内服剤です。
したがって、記述にあてはまるのは4です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第2章「人体の働きと医薬品」の剤形に関する項目では、口の中の唾液で溶けるため、水なしで服用でき、飲み込みが難しい人にも服用しやすい剤形とされています。
解法ステップ
- 「口の中の唾液で速やかに溶ける」に注目します。
- 「水なしで服用できる」ことも手がかりです。
- この特徴をもつ剤形を選ぶと、口腔内崩壊錠に絞れます。
選択肢別の誤答解説
- 1 カプセル剤:散剤、顆粒剤、液剤などをカプセルに詰めた剤形です。固形製剤なので、問題文にある「唾液で速やかに溶け、水なしで服用できる」という特徴には当たりません。
- 2 散剤:粉末状の剤形です。口の中に広がったり、苦味や渋味を強く感じたりする場合があります。服用時には少量の水を口に含むなどの工夫が示されており、口の中で溶かして水なしで服用する剤形とは異なります。
- 3 トローチ:口の中で噛まずに、ゆっくり溶かして使う剤形です。口や喉に薬効を期待するものが多く、唾液で速やかに溶けて飲み込む口腔内崩壊錠とは使い方が異なります。
- 4 口腔内崩壊錠:口の中の唾液で速やかに溶け、水なしで服用できます。問題文の特徴に一致します。
- 5 クリーム剤:有効成分を患部に直接使う外用剤です。口から飲む剤形ではありません。
よくある誤解
- 「口の中で溶ける」だけでトローチと判断するのは誤りです。トローチは口の中でゆっくり溶かして使い、口や喉への作用を期待するものが多い剤形です。
- 「水なしで服用できる」から散剤も当てはまると考えないようにしましょう。手引きでは、散剤は服用時に少量の水を口に含むなどの工夫が示されています。
補足コラム
口腔用錠剤には、口腔内崩壊錠のほかにチュアブル錠があります。チュアブル錠は口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形です。口腔内崩壊錠のように、唾液で溶けることを特徴とする剤形と区別しましょう。
FAQ
口腔内崩壊錠は、トローチのように長く舐め続ける薬ですか?
いいえ。口腔内崩壊錠は口の中で唾液により速やかに溶ける剤形です。トローチのように、噛まずにゆっくり溶かして使う剤形とは異なります。
いいえ。口腔内崩壊錠は口の中で唾液により速やかに溶ける剤形です。トローチのように、噛まずにゆっくり溶かして使う剤形とは異なります。
関連キーワード: 剤形、口腔用錠剤、チュアブル錠、トローチ、散剤

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
