戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問39


問題文

消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 消化器に対する医薬品の副作用によって、吐きけ・嘔吐、食欲不振、腹部(胃部)不快感、口内炎、口腔内の荒れや刺激感などを生じることがある。 b 消化性潰瘍では、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。 c 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。 d イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人に発症のリスクが高い。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
5:a:正、b:誤、c:正、d:誤

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消化器系の副作用【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:消化性潰瘍は出血や自覚症状の乏しさにも注意し、イレウス様症状は便秘傾向の人でリスクが高まります。
正しい組合せは3です。a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「消化器系に現れる副作用」です。

解法ステップ

  1. aの「吐きけ・嘔吐」「口内炎」などが、消化器系の副作用として示される症状かを確認します。
  2. b・cでは、「胃痛・黒い糞便」と「自覚症状が乏しい場合もある」という消化性潰瘍の特徴に注目します。
  3. dは、イレウス様症状のリスクが高い人の特徴として、「下痢傾向」か「便秘傾向」かを見分けます。
  4. a・b・cを正しい、dを誤りと判断できる組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい
    吐きけ・嘔吐、食欲不振、腹部(胃部)不快感、口内炎、口腔内の荒れや刺激感などは、医薬品の副作用として現れることがあります。手引きには、腹部(胃部)膨満感や腹痛も挙げられています。
  • b 正しい
    消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)は、胃や十二指腸の粘膜が傷害されて起こる状態です。胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛などが現れるほか、消化管出血によって糞便が黒くなることもあります。
  • c 正しい
    消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合があります。そのため、貧血症状である動悸や息切れの検査時や、突然の吐血・下血をきっかけに発見されることもあります。
  • d 誤り
    ×「普段から下痢傾向のある人」→ ○「普段から便秘傾向のある人」
    イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、腸管の運動が妨げられ、腸の内容物が通りにくくなる状態です。小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人で発症リスクが高くなります。また、下痢が治った後の便秘を放置すると、症状が悪化することがあります。
組合せの確認
  • 1:aを誤り、dを正しいとしていますが、aは正しく、dは誤りです。
  • 2:cを誤り、dを正しいとしていますが、cは正しく、dは誤りです。
  • 4:a・b・cを誤り、dを正しいとしていますが、a・b・cは正しく、dは誤りです。
  • 5:bを誤りとしていますが、bは正しいです。

よくある誤解

  • dの「下痢傾向」は、イレウス様症状のリスクとして示される「便秘傾向」との入れ替えです。
  • 消化性潰瘍は、胃痛などの自覚症状が必ずはっきり現れるとは限りません。
  • 黒い糞便は、食べ物の色だけでなく、消化管出血に伴って現れることがある症状です。

補足コラム

イレウス様症状では、激しい腹痛、ガス(おなら)が出ない、嘔吐、著しい便秘を伴う腹部膨満感などが現れることがあります。症状が悪化すると、脱水や全身状態の衰弱につながる可能性もあります。

FAQ

Q. 嘔吐がなければ、イレウス様症状による脱水は起こりませんか?
A. 嘔吐がない場合でも、腹痛などで水分や食物をとる量が減り、脱水状態になることがあります。

関連キーワード: 消化性潰瘍、イレウス様症状、消化管出血、便秘傾向、消化器系の副作用
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