戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問40


問題文

循環器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品を適正に使用していても、動悸(心悸亢進)や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることがある。 b 鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。 c 不整脈は、代謝機能の低下によってその発症リスクが高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。 d 不整脈の種類によっては失神(意識消失)することもある。

選択肢

1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:誤、b:正、c:誤、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)

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循環器系の副作用【登録販売者解説】

正解の理由

適正に使用しても循環器系の副作用は起こり得て、心不全や不整脈にはそれぞれ特徴的な症状があります。
正しい組合せは5で、a〜dはすべて正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「循環器系に現れる副作用」などです。

解法ステップ

  1. aの「適正に使用していても」に注目します。適正使用なら副作用が起きない、と決めつけないことがポイントです。
  2. bは、心臓が血液を十分に送り出せないことと、肺に血液が貯留することのつながりを確認します。
  3. cは、腎機能・肝機能の低下や相互作用が、医薬品の作用や副作用の現れ方に影響する点を見ます。
  4. dは、不整脈によって失神する場合があるかを確認し、a〜dすべてを正しいとする組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しいです。 医薬品を適正に使用していても、動悸(どうき。心臓の拍動が強く、速く、または乱れて不快に感じること)、一過性の血圧上昇、顔のほてりなどが生じることがあります。したがって、aを誤りとする組合せ2・3は、aの判定が違います。
  • b 正しいです。 鬱血性心不全(うっけつせいしんふぜん)は、心臓が全身に必要な量の血液を送り出せなくなり、肺に血液が貯留して症状が現れる疾患です。したがって、bを誤りとする組合せ3・4は、bの判定が違います。
  • c 正しいです。 医薬品の代謝や排泄が低下すると、有効成分の作用が強く現れたり、副作用が起こりやすくなったりすることがあります。腎機能・肝機能の低下や、併用薬との相互作用に注意するという内容は正しいです。したがって、cを誤りとする組合せ1・2は、cの判定が違います。
  • d 正しいです。 不整脈(ふせいみゃく。心臓の拍動リズムが乱れる状態)の種類によっては、失神(しっしん。意識を失うこと)することがあります。したがって、dを誤りとする組合せ1・3は、dの判定が違います。

よくある誤解

  • 「適正に使えば副作用は起こらない」と考えがちですが、aのように、適正使用でも症状が現れることがあります。
  • 心不全は心臓の病気なので、肺の血液貯留は関係ないと思いがちです。bでは、心臓が血液を送り出せない結果として肺に血液が貯留する点が重要です。
  • 「代謝機能の低下」は肝臓だけの問題だと考えがちですが、cは腎機能・肝機能の低下や併用薬との相互作用にも触れています。

補足コラム

鬱血性心不全では、息切れ、疲れやすさ、足のむくみ、体重の増加、咳などが現れることがあります。不整脈では、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、脈の欠落などがみられることがあります。手引きでは、こうした症状が現れた場合、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、速やかに医師の診療を受ける必要があるとしています。

FAQ

Q. 腎機能の低下は、なぜ医薬品の副作用に関係するのですか?
A. 腎臓は、有効成分やその代謝物を尿中に排泄する働きを担っています。腎機能が低下すると排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくくなることがあります。
Q. 不整脈は、いつも失神を伴うのですか?
A. いいえ。手引きでは、不整脈の種類によっては失神することがあるとしています。失神は、すべての不整脈に必ず起こる症状ではありません。

関連キーワード: 鬱血性心不全、不整脈、動悸、失神、医薬品の代謝、医薬品の排泄
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