登録販売者 2020年 中国・四国 問55
問題文
毒薬及び劇薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 毒薬を収める直接の容器又は被包には、黒地に白枠、白字をもって、品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
b 一般用医薬品で毒薬又は劇薬に該当するものは一部に限られている。
c 業務上毒薬又は劇薬を取り扱う者は、それらを他の物と区別して貯蔵、陳列しなければならず、特に毒薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。
d 毒薬又は劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(a、d)
5:(c、d)
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毒薬・劇薬の表示と取扱い【登録販売者解説】
正解の理由
毒薬は「黒地・白枠・白字で『毒』」、劇薬は「白地・赤枠・赤字で『劇』」と表示し、毒薬は施錠して保管します。
正しい組み合わせは 2 の(a、c)です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)』第4章「薬事関係法規・制度」の毒薬・劇薬に関する規定です。
解法ステップ
- aでは、毒薬の表示の「黒地・白枠・白字」と「毒」が正しい組み合わせかを確認します。
- bでは、「一般用医薬品」に毒薬・劇薬があるかに注目します。
- cでは、毒薬と劇薬に共通する保管方法と、毒薬だけに必要な取扱いを分けて見ます。
- dでは、交付が禁止される年齢の「18歳未満」が正しいかを確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しいです。
毒薬を収める直接の容器または被包には、黒地に白枠、白字で品名と「毒」を表示します。なお、劇薬は白地に赤枠、赤字で品名と「劇」を表示します。 -
b 誤りです。
×(一般用医薬品で毒薬又は劇薬に該当するものは一部に限られている)→ ○(一般用医薬品で毒薬又は劇薬に該当するものはない)
一部に該当するものがあるのは、一般用医薬品ではなく、要指導医薬品です。 -
c 正しいです。
毒薬・劇薬は、他の物と区別して貯蔵・陳列します。さらに、毒薬を貯蔵・陳列する場所には、かぎを施します。施錠が特に定められているのは毒薬です。 -
d 誤りです。
×(18歳未満)→ ○(14歳未満)
毒薬・劇薬を交付できない年齢として示されているのは、14歳未満です。「その他安全な取扱いに不安のある者」への交付も禁止されています。
誤りの組み合わせも、含まれる記述を照らすと確認できます。
- (a、b)は、誤りであるbを含み、正しいcを含みません。
- (b、c)は、誤りであるbを含み、正しいaを含みません。
- (a、d)は、誤りであるdを含み、正しいcを含みません。
- (c、d)は、誤りであるdを含み、正しいaを含みません。
よくある誤解
- 「一般用医薬品」と「要指導医薬品」を混同する誤りです。毒薬・劇薬に該当するものが一部あるのは、要指導医薬品です。
- 年齢を「18歳未満」と書き換えるひっかけに注意しましょう。手引きで示されているのは「14歳未満」です。
- 毒薬と劇薬の保管ルールを同じにする誤りにも注意が必要です。どちらも他の物と区別しますが、施錠が定められているのは毒薬です。
補足コラム
毒薬・劇薬は、毒性や劇性の強さだけでなく、薬として期待される量と中毒のおそれがある量が近く、安全域が狭いことなどから、取扱いに注意が必要なものとして指定されます。表示の色は、毒薬が「黒・白」、劇薬が「白・赤」と対比して覚えると整理しやすいです。
FAQ
毒薬・劇薬を譲り受けるときは、表示を確認するだけでよいですか?
一般の生活者に販売または譲渡する際には、品名・数量・使用目的・譲渡年月日・譲受人の氏名・住所・職業を記載した文書を受け取る規定もあります。
一般の生活者に販売または譲渡する際には、品名・数量・使用目的・譲渡年月日・譲受人の氏名・住所・職業を記載した文書を受け取る規定もあります。
関連キーワード: 毒薬、劇薬、直接の容器、表示、施錠、要指導医薬品、交付制限

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