登録販売者 2020年 中国・四国 問62
問題文
かぜ及びかぜ薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a かぜを治療するためには、安静にして休養し、栄養・水分を十分にとることが基本である。
b 急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。
c かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものである。
d かぜ薬の重篤な副作用として、まれにショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症が起きることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
3:a:正、b:誤、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
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かぜ薬の働きと副作用【登録販売者解説】
正解の理由
かぜ薬はウイルスを退治する薬ではなく、かぜの諸症状を和らげる対症療法薬です。
2の組合せが正しいです。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第3章「主な医薬品とその作用」にある、かぜ薬の働きと副作用の項目です。
解法ステップ
- 「安静・休養・栄養・水分」が、かぜへの基本的な対応として述べられているかを確認します。
- 「急激な発熱」「4日以上続く」「症状が重篤」という、かぜ以外の病気も考える目安を確認します。
- かぜ薬が「ウイルスを除去する」のか、「症状を和らげる」のかを見分けます。
- 重篤な副作用として挙げられた症状が、手引きの記載と合っているかを確かめます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
かぜは、免疫の働きによってウイルスが消滅すれば、自然に治ることがあります。そのため、安静にして休養し、栄養や水分を十分にとることが基本です。 -
b 正しい
急激な発熱がある場合、症状が4日以上続く場合、または症状が重い場合は、かぜではない可能性が高いとされています。かぜに似た症状を示す別の病気もあるためです。 -
c 誤り
×「ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去する」→ ○「かぜの諸症状を緩和する」
かぜ薬は、咳や発熱などを和らげる対症療法薬です。ウイルスを退治する薬ではありません。 -
d 正しい
かぜ薬では、まれにショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)、中毒性表皮壊死融解症(ちゅうどくせいひょうひえしゆうかいしょう)などの重篤な副作用が起きることがあります。これらは、かぜ薬の使用上の注意に記載される重大な副作用です。
よくある誤解
- 「かぜ薬」という名前から、ウイルスを治療する薬だと思う
かぜ薬の目的は、かぜの症状を和らげることです。ウイルスを除去する働きとは区別しましょう。 - 症状が強くても、かぜと決めつける
急激な発熱や長引く症状、重い症状は、かぜ以外の可能性を考える目安です。 - 「まれ」とある副作用は覚えなくてよいと思う
発生頻度が低くても、重篤な副作用として問われることがあります。
補足コラム
かぜ薬は、症状を抑える目的で使われる薬です。咳や発熱など、はっきりした症状がある場合には、その症状に合わせた薬が望ましいこともあります。症状のない部分に対応する成分まで含むと、不要な副作用のリスクを高めることがあります。
FAQ
かぜの症状がよく似ている病気には、どのようなものがありますか?
喘息、アレルギー性鼻炎、肺炎、肺結核などがあります。かぜと似た症状でも、原因はさまざまです。
喘息、アレルギー性鼻炎、肺炎、肺結核などがあります。かぜと似た症状でも、原因はさまざまです。
かぜ薬を使っても症状が改善しないときはどう考えますか?
かぜ以外の病気や、細菌感染の合併などの可能性があります。漫然と使用を続けず、薬剤師や医師に相談してください。
かぜ以外の病気や、細菌感染の合併などの可能性があります。漫然と使用を続けず、薬剤師や医師に相談してください。
関連キーワード: かぜ薬、対症療法、かぜ症候群、重篤な副作用、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症

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